大衆小説

大衆小説

9分間に全てを注いで~「ブロードキャスト」感想

湊かなえ著「ブロードキャスト」は放送コンテストという広がったチャンスを掴み取り、新たなものへのめり込んでいく少年を描いた物語です。ふと訪れた機会に挑戦できるか、戻る機会が来たときにどう選択するか。タイミングに対応したい、そんな人に向けた作品だと感じました。
大衆小説

森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」少年は世界の果ての不思議に挑む

昔よりも今、今よりも未来。日進月歩に既知の分野が知られている一方で、新しい謎が掘り起こされています。そんな世界の中であなたは昨日のあなたよりも偉いと言い切れるでしょうか。 今回紹介するのは森見登美彦作「ペンギン・ハイウェイ」で...
大衆小説

居場所を欲した少女が抱いた”真摯さ”とは【もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら】

ただ甲子園に行くだけでなく、次の世代に如何に受け継ぐか。前作もしドラでは触れなかった未来へ着目した作品となっています。前編では作品の紹介および主人公:夢なりのマネージャーとしての真摯さを紹介していきます。
大衆小説

沢村光彦「コード・ブルー」”助けられなかった”を乗り越えて

誰かの願い事を叶えるため、願った人が忘れていたとしても目的へ満身する人がいました。そんなものを叶えたとしても誰からも祝福されず虚しさに囚われるだけではないか、と笑うもいるのでしょうか。だとしても彼は突き進むことを選びました。 ...
大衆小説

小さな疑問に囚われて、大きな様相を捕まえられずに

ふと小さな疑問が湧いたとき、そこばかりに視線が行ってしまい、いつの間にか森が見えなくなってしまうことがあります。文学にしても学問にしても、分からないところばっかり目を向けたせいで、つまらないと投げ出した経験はないでしょうか。 ...
大衆小説

本多孝好「dele2」死者をどう覚えていたいか

亡くなった人の印象は生きた人に委ねられています。死者として蘇らないように封じ込めるのも1つの手であり、尊ぶことも権威のために利用することも許されます。自由な世間で、あなたは大切な故人をどう覚えていたいでしょうか。 本多孝好「d...
大衆小説

佐野哲也「君は月夜に光り輝く」君からの最後のお願い

「私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください」 283ページより引用。 死の間際にいる人との出会...
大衆小説

誉田哲也「世界でいちばん長い写真」広がる少年の世界

……でも、おそらくこの感動は、一生に一度きりのものになると思うから……君たちだけでやってごらん。私はここで、楽しみに待っていることにするよ」 僕は、おじさんから受け取った、細長いフィルムの箱を見つめた。 一生に、一度きりの、感動――...
大衆小説

新谷亜貴子「ゆずりは」人はなぜ死ぬのか

旅立つ命を想い、一人でも心からの涙を流す人がいれば、それこそが、その命の集大成なのだ 203ページより引用 生きている以上死なないものはありません。生きた人ではなく死んだ人に向けた仕事もあり、どんな状況でも働くことが求め...
大衆小説

柚月裕子「盤上の向日葵」将棋に生きた天才の最期

「歩が打てりゃァなァ。人生と将棋は、ほんと、ままならねえ」(p.554) 将棋とともに生きた棋士の失敗と答えを記した、柚月裕子「盤上の向日葵」の紹介記事です。上条桂介の追憶と警官の捜索がリンクすることで、読者に疑問への解答が示されてい...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました