【0.5~3.5倍速】Audibleのおすすめ再生速度と拡張方法

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Amazonが提供する朗読サービスAudibleでは、0.5~3.5倍速まで31段階もの調整ができるようになっています

これはYoutubeやニコニコ動画(0.25~2.0倍速を0.25倍速単位)など動画サービスと比べて、明らかに多い数値です。

あなたは普段聞いている、あるいは聞いてみようとする速度が適切だと思っていますか?

本記事では速度調整をするメリット・デメリット、およびジャンルごとにおすすめの速度の一例を紹介していきます。

  • ビジネス書・自己啓発本……最初の速度は1.0~1.5倍速で留め、復習するときに2倍速以上で流し聴きする
  • 大衆小説・ライトノベル(速読派)……聴いた後に印象を語れる限界くらいまで速めていく
  • 大衆小説・ライトノベル(熟読派)……作業時間に合わせて、ある程度速度を速める方向に調整する
  • 大衆小説(ネタ集め)……一度2.0倍速に挑戦してみてから調整していく
  • 語学学習……最初は等速で挑戦して、注視したい部分の速度を下げる

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目次

再生速度を調整するメリット・デメリット

ドラマや映画の内容をサラッと把握したいなら倍速で聴く。細かい描写まで鑑賞したいなら1倍速で再生。端的にいえば情報の密度に応じた使い分けが求められています。

メリット:時間の短縮

倍速機能は動画サービスでもしきりに用いられています。最大の目的は、1コンテンツあたりにかける時間を短くするためです。

Audibleは地の文まで読み上げる朗読サービスであり、映像と比べて多くの時間を必要とします。

下表はライトノベル『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の1巻を例にとってみたものです。動画サービス等と比べて3倍以上の時間差が生じていました

運転中やながら作業中に使用するにしても、より一層再生速度を調整する必要があります。

利用サービス再生時間(等速)
Audible(朗読サービス)9時間1分
dアニメストア(アニメ視聴サービス)2時間14分[1]
BOOK☆WALKER(電子書籍サービス)2~3時間[2]

[1]1話あたり24分、1巻の範囲はおよそ4話までだったため×4で計算
[2]読書スピード、メモの有無などで個人差はある

デメリット:記憶容量への負荷

高速で流した音声は脳に大きな負荷をかけています。過度な倍速は他の作業へのリソースを奪いかねません。

また頭に残るかという問題もあります。既に知っている情報と比べて、未知の情報を留めるには多くの時間がかかります。そのため、理解が追いつかず、記憶に残らず、時間をただ無駄にする可能性があるのです。

Audibleジャンルごとのおすすめ再生速度

この項目ではAudibleの主要ジャンルと、それに合わせたオススメの再生速度に触れていきます。

Audibleはミステリー・SFといった大衆小説キャリア・政治学といったビジネス書の2つに大別できます。他にもAudibleを語学学習に利用しているという検索結果も出ていたため、追記して紹介することとしました。

ビジネス書・自己啓発

ビジネス書や自己啓発本は、要点をつかんで自分なりに実行することが目的です。そのため1冊の本を反復することもままあります。

最初の速度は1.0~1.5倍速で留め、復習するときに2倍速以上で流し聴きするスタイルをオススメします。

大衆小説・ライトノベル

大衆小説などを聴く主な目的は2つ挙げられます。

1つは趣味や娯楽としての用途です。

  • ビジネス書などのついでとして
  • 声優朗読作品に惹かれた
  • スキマ時間を有効活用したい

このケースの人へは1つ質問を投げかけます。

『あなたは多読・速読派ですか、それとも熟読派ですか』

多読派であるならば、聴いた後に印象を語れる限界くらいまでは速めてもいいでしょう。もし3.5倍速でも時間がかかると感じた熟練者のために、次の項目を用意しておきました。

熟読派であるならば、等速~2.0倍速がおすすめです。Audibleのナレーターはニュースキャスターと比べ遅く読み上げており、等速だとゆっくりとした印象を受けました。等速で8時間以上かかる作品も多く、一度の移動で1章すら進まない可能性も考えられます。幸いなことに、Audibleでは章ごとにかかる時間が表示されています。以上より、移動時間に合わせてある程度速度を速める方向に調整することを推奨します。

もう1つの目的は周囲との会話のタネにする情報収集です。この場合要旨をどうやってつかむかが大切となってきます。

楽な方法はAudibleよりも『作品名 感想』で検索する術でしょう。AudibleでもAmazon形式のレビューが載せられているため、流し読みするのも手です。

それでも自分自身の視点で作品の感想を述べたい。けれど速読の技術は持っていない。このようなタイプの方へ、一度2.0倍速に挑戦してみてから調整していくスタイルを紹介します。

語学学習

では1倍速よりも遅くするメリットはあるのでしょうか。朗読サービスでは語学学習が主な用途になると考えます

Audibleの朗読サービスはいずれもネイティブスピーカーを想定して作られています。朗読速度が遅いと何度が記事内でも述べていますが、勉強中の言語では速過ぎるかもしれません。また字幕がないため、一度置いていかれると取り戻すのが困難です。

それでも最初は等速で挑戦してみることをオススメします。省略された音節や話についていけなくなったとき、速度を徐々に下げて少しずつ慣れていきましょう。

筆者は語学学習の用途でAudibleを使ったことがなく、また語学レベルも高くありません。したがって素人意見なことをご了承ください。

更なる速度を求めて

3.5倍速でも物足りなくなった猛者向けへ送るのは、Google Chrome(Microsoft Edge, Firefoxなど)の拡張機能『Global speedです。

動画サイトの再生速度を、サイトデザインを無視して変更できる拡張機能となっています。

元々YouTubeやNetflix、ニコニコ動画といった動画サイトや、Apple MusicやLINE MUSICといったストリーミングサイトへ向けられています。

対象サイトで右上📌(ピン)マークを押すと、そのサイトでの速度を固定することができます。倍速でAudibleを使用しながら、複窓でLive放送を見る人には便利な機能です。

再生速度はGlobal speedのもので上書きされます。とはいえ、16.0倍速まで0.1倍速刻みで加速できるため、不都合にはならないと考えます。

倍速自体は可能なのですが、注意点を示しておきます。

  • Global speedは音を一定時間のかたまりに分割して、規定の速度になるように音を間引く形式をとっている。(例:ビデオテープの倍速)そのため、異常な倍速を実行しようとすると、音のかたまりとのりしろ部分(空白)が交互に訪れてしまう
  • 一方Audible独自の倍速再生はタイムストレッチを用いている。不自然な空白がなく聞き取りやすい倍速になるよう工夫されている
  • 再生時間の表示はGlobal speedの値で自動的に計算していくれる。したがって、ブラウザ版左下の再生速度に触れる必要はない。

まとめ:適切な速度1.5倍速程度で効率UP

以上より、おすすめの再生速度は次のようになります。

  • ビジネス書・自己啓発本……最初の速度は1.0~1.5倍速で留め、復習するときに2倍速以上で流し聴きする
  • 大衆小説・ライトノベル(速読派)……聴いた後に印象を語れる限界くらいまで速めていく
  • 大衆小説・ライトノベル(熟読派)……作業時間に合わせて、ある程度速度を速める方向に調整する
  • 大衆小説(ネタ集め)……一度2.0倍速に挑戦してみてから調整していく
  • 語学学習……最初は等速で挑戦して、注視したい部分の速度を下げる

本記事では速度調整をするメリット・デメリット、およびジャンルごとにおすすめの速度の一例を紹介していきました。

ジャンルや個人差によって、適切な再生速度は大きく変わってきます。Audibleでは通常期間でも1ヶ月無料期間を設けています。また、一部作品ではサンプルも用意しており、ある程度の目安は付けられるでしょう。

今回の記事を元にして、ながら作業や通勤時間がより有意義になれば幸いです。

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