この記事には広告が含まれます。
【業界屈指の多機能】読む段階におけるBOOK☆WALKERの使い勝手まとめ
電子書籍を読むとき、貴方はどれくらいの機能を使いますか。
電子書籍サービスごとに搭載されている機能の違いを知っていますか。
本を読む段階での機能を重視する人にとって、KADOKAWA系列のBOOK☆WALKERが候補になると考えます。全体的な使い勝手を紹介したうえで、1つ1つに焦点を当てていくこととします。
- 目新しい機能を知って活用できること
- より効率よく書籍を読めるようになること
- 電子書籍サービスを選ぶ際の判断基準になること
この記事を読むことで、3つのポイントを知ることができると考えています。
目次
全体的なBOOK☆WALKERの使い勝手
最初に、公式によって読み放題便利ガイドが公開されています。
また、写真を用いて機能を見ていきたい方はこちらの記事がオススメです。
購入するまでの手順:2つの検索機能
本を探す方法は大きく2つに分けられます。1つはお得なキャンペーンの利用です。年がら年中何かしらのキャンペーンや期間限定を行っています。キャンペーンから探すと時流に乗りやすくなります。
もう1つはページ上部にある検索機能の利用です。まず大まかなものであれば「カテゴリから探す」からの利用がオススメです。
書籍のジャンルとキャンペーンを絡めて検索することができます。
誰が書いたか分からない。けれどもっと細かく探したい。そんなニーズに向けられたのが舞台検索です。
- 豊橋 →『負けヒロインが多すぎる!』(舞台背景)
- 名古屋→『緋弾のアリア』(学校名)
- 名古屋→『虚ろなるレガリア』(4巻の舞台)
聖地から読む本を選びたいとき、意外な関係性を見つけたいときにもオススメです。
最終手段は「本文から検索する」です。全ての分野の作品、文章から検索されます。「福井」のような汎用的な単語だと、18,000件以上ヒットしてしまいます。
専門的な用語を調べたいときにオススメです。
各書籍をクリックすると、「試し読み」「あらすじ・内容」「挿絵」「対応端末」「購入」などが出てきます。
買いたい場合、対応端末を必ずチェックすることを忘れないでください。
【推奨ブラウザ】いずれも最新版が推奨
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
【推奨端末】
- iOS 11以降のiPhone・iPad・iPad touch
- 6以降のAndroid OS搭載機種
※2015年10月以降の機種であれば問題なし
【非推奨端末】
- Chromebook
- Intel CPU搭載機種のAndroid
※検索した限りでは、ASUS MeMO Pad7やZenFone 2 ME551ML、ZenFone Zoom ZX551MLが該当するくらい
以下読み放題用の記載
読み放題対象作品には、『読み放題』と書かれた紫色のアイコンが付けられています。期間限定読み放題、特定巻のみ読み放題のケースも多いので、逐一確認を忘れないようにしてください。
Check!機能は書籍右下のレ点チェックマークです。クリックした作品は、読み放題ストアトップのチェックマークへまとめられます。
「全選択」+「選択した書籍のダウンロード」を選択することで、一括ダウンロードができます。
本棚からの本を取り出すまで:購入済みと読書ノート
購入済みの作品は「購入済み」から見ることができます。途中から読み直すときは「閲覧履歴」から探す方法もお勧めです。
読書ノートも便利です。予約済み書籍や決済履歴、保有書籍などたいていの機能へアクセスすることができます。
ただし読み放題で読んでいる作品は読書データが追加されません。消してしまった場合は、閲覧履歴に戻ってみるとあるかもしれません。
BOOK☆WALKERで読むときの機能性
細かい文字を大きくしたり、大きすぎるコマを小さくしたり。大事な文章を覚えておくためのマーカーや読んだ場所を記録するための付箋。電子書籍を便利にする機能は各サービスによって大きく変わります。
できるだけ多くの機能が搭載されていて欲しい、機能の多彩さで電子書籍サービスを選びたい場合、BOOK☆WALKERが第一候補となり得ます。
BOOK☆WALKERは拡大縮小といった基本機能に留まりません。一部の人しか使わないであろうものまで、搭載されているのです。本項目では公式の説明よりも細かいところまで紹介していきます。
機能 | ブラウザ版 | アプリ版 | 有用性 | 希少性 |
文字サイズの変更 | 4段階 | 60~350% | 高 | 中 |
ページ移動方向(漫画) | 〇 | 〇 | 低 | |
タップ領域設定 | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
マーク | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
付箋 | 〇 | 〇 | 高 | 中~高 |
目次 | 〇 | 〇 | 高 | 中 |
ヘルプ | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
フルスクリーン | 〇 | 低 | ||
画面を閉じる | 〇 | 〇 | 中 | |
検索 | 〇 | ◎ | 高 | 高 |
拡大 | 〇 | 高 | ||
ページ数・ページ遷移 | 〇 | 〇 | 中 | |
共有 | 〇 | 中 | 低 | |
指定ページへ跳ぶ | 〇 | 高 | 中 | |
ページめくりアニメーション | 〇 | 低 | 中 | |
フォント変更 | 〇 | 低 | 低 | |
背景色設定 | 〇 | 低 | 中 | |
行間設定 | 0~300% | 中 | 低 | |
余白の調整 | 0~400% | 中 | 中 | |
明るさ設定 | 0~100% | 中 | 低 | |
ステータスバーの常時表示 | 〇 | 低 | 中 |
設定:文字サイズやタップ設定の変更
画面左上に位置する歯車マークです。下の項目を調整することができます。
- ページ移動方向(漫画)
- 文字サイズ(ライトノベル・一般書籍)
- タップ設定
- 見開き表示
ページ移動方向は、1ページを横に並べるか縦に並べるかを選べます。一部のサイトが強く推しているコマ読み機能は搭載していません。デフォルトは横方向となっています。
文字サイズは4段階の調整が可能です。標準サイズ(デフォルト)は下から2番目となっています。ページ数も連動して変化するため、引用・紹介する際は注意してください。
タップ設定によって、ページを移動するときの範囲を変更可能です。デフォルトでは左右1/4ほどなのですが、画面1割ほどから最大で左右ページ全体まで調整ができます。ついタップしてページを移動させてしまいがちな人は狭く、スマートフォン・タブレットにおいて少ない労力で操作したい人は広く調整するのがオススメです。ブラウザの場合矢印キーの左右でもページ移動を行えます。こちらを多用する方にとっては無用かもしれません。
見開き表示はスマートフォン形式(1ページごとに表示)とブラウザ表示(2ページごとに表示)を切り替える機能です。縮尺は変わらないためブラウザで変更すると左右に余白ができてしまいます。縦横どちらも対応できるタブレット向けだと推測されます。
マーク:文字列単位の記録
BOOK☆WALKERでは本文を長押しすることで、文字列選択モードとしてマーカーを引くことができる仕組みです。色は桃色、黄色、緑色、青色の4つ。色を選ぶ際にメモも残すことができます。1冊ごとに最大50個の記録が可能です。
引いたマーカーは画面左上の鉛筆をクリックすることで確認できます。文章やメモと一緒に記入日時も書かれており、大事だと思ったタイミングを思い出すときに役立ちました。必要なくなったマーカーは、編集→メモ横のごみ箱を押すことによって消せます。
一方で勝手に文字を選択して欲しくないときもあるでしょう。可能性を想定しており、この機能のオンオフも鉛筆から変更することができるのです。無意識にタップし続けてしまう人にとってありがたい調整となっています。
なおこの機能はライトノベル・一般書籍しか利用できません。
付箋:ページ単位の記録
1冊の本で複数のページに目印を付ける方法になります。文字単位でなくページ単位であり、マーカーと区別されます。1冊ごとに最大100ページ記録できます。
画面左上の付箋、追加を押すことで増やせます。特長的な点として、編集から付箋の名前を変えることができるのです。また個々に削除するだけでなく、全削除も行えます。
目次:章ごとのジャンプ機能
マーカーや付箋のように個々で付けるだけものでなく、元々電子書籍ごとに設定されている機能です。漫画であれば各話の1ページ目、小説であれば各章の1ページ目。1クリックで話の始まりへ移動します。間違えた場合は右下の戻るマーク(リンク元に戻る)を利用してください。
画面左上の箇条書きのマークを押すことで利用できます。
ヘルプ
画面左上にある四角の中に入った?マークです。クリックするとヘルプ「ブラウザビューアの基本操作について」が別タブで開きます。
フルスクリーン:F11のショートカット
画面左上にあるパソコンの画面で、全画面表示の切り替えが行えます。やっていることは「F11キー」と変わりません。
画面を閉じる:右上の×との違い
画面左上にある四角の中に入った×マークです。こちらはタブを戻すことと違っており、商品ページのトップへと移動します。
BOOK☆WALKERは読むを押すと新規タブに電子書籍を表示する形であり、バックキーが使えません。キーボードで再現できない動作であり、使い分けが可能なデザインです。
検索:本文中から捜索
画面右上にある虫眼鏡マークです。検索ワードを入力すると、使用している文章の一覧が表示されます。クリックすることによって引用しているページへ移動します。
専門の用語や注釈を調べるうえで役立ちました。リンク元に戻るを知っていれば、ワンクリックで元の箇所に帰還可能です。一方でページ数や前後の文章が表示されず、使い勝手の悪さも感じました。
検索機能はライトノベル・一般書籍でしか利用できません。
拡大:最大300%、7段階の拡大
画面下の虫眼鏡マークです。+の虫眼鏡をクリックすることでデフォルトの100%から110, 125, 150, 200, 250, 300の7段階で拡大できます。-の虫眼鏡は拡大した画面を一段階小さくできます。無印の虫眼鏡を押す、もしくは本文中をダブルクリックすることによって、デフォルトの大きさへ遷移しました。
需要が少ないからか画面を小さくすることはできません。文章作品であれば、設定の文字サイズから文字だけは細かくすることが可能です。
ページ数・リンク元に戻る
画面下のスクロールです。ブラウザ版ではスクロールバーをスクロールして動かすか、方向キーを連打することでしか大きくページを移動できません。後述するアプリ版と異なりページ数をクリックすると1ページ目に移動してしまいます。付箋登録せずに特定のページ数を開きたい方は、目次である程度の目安を付けてからスクロールすると調整しやすいと感じました。
リンクに戻る機能は覚えておくと便利な機能です。付箋や目次などの誤クリックや検索直後において、1クリックで戻ることができます。画面下の丸+矢印マークから利用できます。
以下画面をスマートフォン向けのアプリ版へ切り替えて紹介していきます。
画面を閉じる
左上にある丸の中にバツ印が描かれたマークです。
アプリ版BOOK☆WALKERの場合、タブを閉じても最後の状態が保存されています。したがってこのボタン以外に戻る手段はありません。
共有:人に紹介したいとき用
スマートフォン上のブラウザと同じ機能です。四角+矢印マークをタップすることで利用できます。
メールやメッセージ、LINE、メモなど。リンク先はブラウザ版の商品ページです。
検索:本文中だけでなくGoogleへも
画面上にある虫眼鏡マークです。ブラウザ版同様、検索ワードが使われている本文へ跳ぶことができます。
アプリ版の検索機能はブラウザ版より3つの点で優れています。
まず前後に1つずつ移動する間、ワードが保存されている点。ブラウザ版では移動する度に検索を押さなければなりませんでした。
次に本文の長押しから検索に跳ぶことができる点。打ち込まなくていい分、同じ記述を探す場合にはこちらからの方が助かるケースもあるでしょう。
最後にGoogle、Wikipedia検索に対応している点。ブラウザアプリを立ち上げる手間なく、タップ1つで検索してくれます。
些細とはいえどちらも手間を省けるようになっていました。
検索窓が邪魔だと感じる方へ補足。枠をタップして端に指を動かせば、連動して動いてくれます。
付箋:1タップで追加、削除
1冊の本で複数のページに目印を付ける方法になります。文字単位でなくページ単位であり、マーカーと区別されます。1冊ごとに最大100ページ記録できます。
画面上側の付箋マークは追加・削除のみ可能なショートカットキーです。別ブラウザとの同期や名称設定は、後述する画面下側の付箋からのみとなっていました。
指定ページへジャンプ
画面右上のページ数です。タップするとブラウザ版とは異なる挙動を示します。
アプリ版では数字の入力画面が出てきて、指定したページに跳ぶことが可能です。参考文献のページ数やメモを元にした場合、スクロールと比べて調整なく移動できる点が強みだと考えています。
補足:文字サイズによってページ数は変わります。付箋やスクロール機能と違って、参照ページ数は相対的に変化する点に注意してください。
ヘルプ
画面左下のはてなマークです。ブラウザが立ち上がり「アプリの基本操作について」が表示されます。本記事の順番もこれに準拠しています。
非常に簡潔な説明となっていますが、見た目上分かりやすいだけに助かることもあるでしょう。
目次:各章ごとへジャンプ
マーカーや付箋のように個々で付けるだけものでなく、元々電子書籍ごとに設定されている機能です。漫画であれば各話の1ページ目、小説であれば各章の1ページ目。1クリックで話の始まりへ移動します。間違えた場合は右下の戻るマーク(リンク元に戻る)を利用してください。
画面左下の箇条書きのマークを押す、もしくは付箋、マーク一覧からの移動で使うことができます。
付箋:ページ単位の記録
1冊の本で複数のページに目印を付ける方法になります。文字単位とページ単位でマーカーと区別されます。1冊ごとに最大100ページ記録できます。
アプリ版では画面下の付箋マーク、もしくは付箋、マーク一覧からの移動で編集が可能です。追加・削除は一覧内の「現在のページに付箋をはる」もしくは画面上の付箋マークから行えます。
BOOK☆WALKERの強みである付箋の名前編集も、方法が変わっていました。付箋一覧のⓘマークをタップして、付箋名称を編集します。変更した場合必ず「付箋名称を保存する」を押し忘れないようにしましょう。変更を自動保存してくれません。
マーク:文字列単位の記録
BOOK☆WALKERでは本文を長押しすることでマーカーを引くことができます。色は桃色、黄色、緑色、青色の4つ。色を選ぶ際にメモも残すことも可能で、1冊ごとに最大50個の記録ができます。
確認および編集は画面下の鉛筆、もしくは目次や付箋の一覧からの移動で行えます。
ページ遷移
画面最下部のスクロールです。両端の三角を押すことで前後に1ページずつ、スクロール上の丸をスライドさせることで大きく動かすことができます。
直接ページ数で移動する機能を比べて、文字サイズに依らない点が長所です。地味に便利な仕様として、スライド中はスクロール上にもページ数が表示されます。
ブラウザ版にあった「リンク元に戻る」はページ遷移から戻す際にのみ利用でき、直前に停止した地点に戻されます。
設定:異様な多機能設定
画面右下の歯車マークです。ブラウザ版以上に多様な設定が変更できます。細かい調整が助かる機能もあれば、必要か疑わしいレベルの設定もあったり。
フォントサイズなどの数値設定が細かくなってます。スクロール式できりの良い数値にならないと不満の方へ、数字をタップすることで入力することが可能です。
- フォントサイズ(60~350%、1%単位)
- ページめくりアニメーション
- フォント変更(アプリフォントとシステムフォント)
- 背景色変更(白、黒、セピア、クリーム)
- 行間設定(0~300%、1%単位)
- 余白の調整(0~400%、1%単位)
- 柱・ノンブルの有無
- 行揃え設定
- 明るさ設定(0~100%、1%単位)
- ステータスバーの常時表示
- タップ、タップ領域設定
- フォントサイズメニューの表示
- キャッシュクリア
製作者も設定の多さを自覚しているのでしょう。謎の設定になってしまった場合は設定の初期化で一括して戻せます。
まとめ:BOOK☆WALKERの機能一覧
本を読む段階で出てきた設定をまとめています。ただし有用性は使用勝手から、希少性は競合サイトと比較した結果から、独断で設定したものです。
機能 | ブラウザ版 | アプリ版 | 有用性 | 希少性 |
文字サイズの変更 | 4段階 | 60~350% | 高 | 中 |
ページ移動方向(漫画) | 〇 | 〇 | 低 | |
タップ領域設定 | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
マーク | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
付箋 | 〇 | 〇 | 高 | 中~高 |
目次 | 〇 | 〇 | 高 | 中 |
ヘルプ | 〇 | 〇 | 中 | 低 |
フルスクリーン | 〇 | 低 | ||
画面を閉じる | 〇 | 〇 | 中 | |
検索 | 〇 | ◎ | 高 | 高 |
拡大 | 〇 | 高 | ||
ページ数・ページ遷移 | 〇 | 〇 | 中 | |
共有 | 〇 | 中 | 低 | |
指定ページへ跳ぶ | 〇 | 高 | 中 | |
ページめくりアニメーション | 〇 | 低 | 中 | |
フォント変更 | 〇 | 低 | 低 | |
背景色設定 | 〇 | 低 | 中 | |
行間設定 | 0~300% | 中 | 低 | |
余白の調整 | 0~400% | 中 | 中 | |
明るさ設定 | 0~100% | 中 | 低 | |
ステータスバーの常時表示 | 〇 | 低 | 中 |
本記事ではBOOK☆WALKERの探す段階から読む段階までの機能面をみてきました。表から見るように非常に多くの機能が搭載されています。必要性はものに依りますが、便利なものを活用すれば電子書籍サービスの中でもトップクラスに扱いやすいです。
紹介した機能面以外の仕様にも、閉じたページを長期に渡って保存してくれる、本棚にて最終地点の割合や既読マークを表示してくれる、アプリ版本棚にて8種類のソートを選択できる、など何気に嬉しい機能が揃っています。
総じて使い勝手を試してみる価値はあるサービスだと判断しました。
コメント