「負けヒロインが多すぎる!」と行く、地元民による豊橋解説Part3

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雨森たきび/いむぎむるによる「負けヒロインが多すぎる!」は恋の争いに負けたヒロイン、負けヒロインが次のステップへ歩みだしていく、青春ラブコメディのシリーズです。本編では豊橋要素を省いた100%のラブコメ模様、自分なりの別れのけじめをつけた先輩後輩関係について取り扱います。

本記事では東三河出身の筆者による、「負けヒロインが多すぎる!」3巻の豊橋周辺に関係する元ネタを振り返っていきます。

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豊橋のお隣豊川市にある三洋堂書店のホームページに、先生のインタビューが掲載されていました。

うずらは東三河中で見かけますが、鬼が白い粉を投げつけるのは豊橋から少しでも外に出ると途端に意味が分からなくなります。

今は豊橋を離れている先生ですが、JR東海とのコラボを始め作品と豊橋の結びつきは強くなりつつありました。

三洋堂書店
【地元作家コラム:雨森たきび 先生】~私と地元~離れて分かるちょっと変な愛知県 – 三洋堂書店 今回のタイトルは「 【地元作家コラム:雨森たきび 先生】~私と地元~離れて分かるちょっと変な愛知県 」。ぜひご一読ください。

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目次

「負けヒロインが多すぎる!3」の範囲

のんほいパーク

のんほいパーク、正式名称豊橋総合動植物公園は負けヒロインが多すぎる!の聖地であり、地元民にとって貴重な動物と触れ合える場所です。アクセスもJR東海道線で豊橋駅から1駅と近い点も助かります。

そもそも三河には動物園の類がほとんどありません。水族館はお隣豊川市に豊川市赤塚山公園(ぎょぎょランド)があるのですが、電車だとアクセスが悪く(豊橋駅から名鉄で2駅後にバスで20分)地域外の人におすすめし難いです。

一方こちらは”総合”という名前が付いているだけあり、動物園や植物園、博物館、遊園地など多くの機能を兼ね備えています。それでいて大人600円、小中学生100円と非常にリーズナブルな価格で楽しめます。ついでに前回紹介した『豊橋市視聴覚教育センター・地下資源館』と同じ最寄り駅なので、食べるのは豊橋駅・遊ぶのは二川駅と豊橋~二川の2駅間だけで十分楽しめるでしょう

浮いた料金は八奈見杏菜のごとく、食費やお土産代に回してあげてください。

のんほいパークでのアニメイベント

温水と小鞠の話題に出た、謎の2.5次元イベントです。本当に2.5次元イベントが行われたわけではなさそうですが、丁度1巻発売の3年前にとあるアニメとコラボしていました。

https://www.kadokawa.co.jp/topics/1615/

1巻発売から見て3年前(3巻発売時点だとちょうど4年前)であり、元ネタとしては間違いないでしょう。

道の駅 とよはし

豊橋東バイパス七根IC(下り方向)にある道の駅です。うどん×カレー×とろろ×ご飯がクセになる「豊橋カレーうどん」。肉の旨味がギュッと詰まった豊橋牛を使用した「豊橋牛まぶし」など地元グルメを楽しむことができます。ヤマサのちくわの有名所であり、焼き立てのちくわも楽しめるようです。

豊橋市周辺の名産品も買えて便利なのですが、難点が1つ。電車経由だとすこぶるアクセスが悪いのです。豊橋技術科学大学の近くにあり、彼らは豊橋駅からバスで約35分かけて通っています。名物の食べ物が豊橋駅周辺で済ませられる点もマイナスポイントです。

とはいえ東名高速の下りを利用する方であれば、寄ってみるだけで豊橋の食に十分出会えるでしょう。

ポテトフライ フライドチキン味

眼鏡をかけた3年生が、情報への対価として渡した駄菓子です。

揚げたてのチキンの香りにスパイシーなガーリックと
ジンジャーを加えた本格派。

商品紹介 ポテトフライ・フライドチキン味

豊橋に構える東豊製菓の主力商品であり、じゃがいもにフライドチキンの味になるようにスパイスを賭けて作られます。マッシュしたものを使用しているのか、分厚いポテトチップスとは違ったサクッとした食感が特徴です。1袋に4枚入っており、税抜30円と駄菓子らしい価格となっています。

何故か2016年の冬アニメ「だがしかし」で注目を集めました。どうやら主人公の鹿田 ココノツが1秒間だけ顔をポテトフライのマスコットキャラクターであるポッチくんにできるというのです。ポテトフライ専用の会社である製菓も全力で流行に乗ろうとし、Q&Aを公開していました。

豊橋市中央図書館

豊橋市中央図書館は『閑静な住宅街の中に立地しており、緑に囲まれ、のんびり読書ができる環境が整っています。』(中央図書館|豊橋市図書館)近年、豊橋駅から徒歩10分圏内に出来た「まちなか図書館」と比べて一般的な図書館のイメージに近い落ち着いた雰囲気をしています。

中央図書館が古いというより、まちなか図書館がカフェに近いイメージといえます。1階には名産品などを取り扱うカフェが1フロアあり、図書館部も日光が入ってくる開放的なデザインとなっていました。

落ち着いた場所を好む温水、小鞠にとって、距離や蔵書よりも落ち着いた雰囲気で選んだに間違いありません。

豊橋穂の菓

豊橋穂の菓は、愛知県豊橋市の洋菓子ブランドで、豊橋市の特産品であるうずら卵を使用した商品が特徴的です。主要な商品として以下のものがあります。

  • おつつみフィナンシェ メープル味:豊橋産うずら卵を使用したホイル焼きのお菓子で、販売開始からわずか1年で販売数3万個を突破しました。カナダ産メープルシュガーをたっぷり使い、包みを開くと甘い香りが広がります。中には甘いカスタードクリームが入っていて、口どけもまろやかです。名前の由来はアルミホイルに包んで焼いているからです。
  • 豊橋うずらサブレ:これも豊橋産うずら卵を使用した商品で、あえて粒感を残した食べ応えのあるザクザクとした食感は満足感をもたらします

インターネットでの通販(リンク先:公式HP)の他、三河地方・浜松の各地お土産屋で購入できます。電車経由で聖地巡礼で訪れた方は、新幹線口横の見やすい位置に鎮座しています。もちろん道の駅とよはしでも売っています。一目で豊橋名産と分かるので、私は職場への帰省お土産として利用しました。

とはいえ、豊橋名産品ということを除くと、隣の市のうなぎパイの方が喜ばれがちという悲しい事実も抱えています。あちらは全国区で夜のお菓子として知られており、ウナギの骨などを砕いて入れたというインパクトも大きいので。

しかし「負けヒロインが多すぎる!」は違います。2巻、3巻に分けて主要製品を2種類とも出してくれました。

豊橋周辺 「負けヒロインが多すぎる!」観光案内まとめ

  • のんほいパーク……地元民にとって憩いの総合エンターテインメント施設
  • 道の駅 とよはし……東名下りユーザー向け、一か所で食は満足できる場所
  • ポテトフライ フライドチキン味……じゃがいもをベースとした駄菓子。どうして先輩が持っていたのかは謎
  • 豊橋市中央図書館……住宅街にある落ち着いた雰囲気の図書館。昭和の頃からあり、令和産のまちなか図書館と大分雰囲気が異なる
  • 豊橋穂の菓……豊橋の名産品うずら卵を用いたお菓子を販売

本記事では東三河出身の筆者による、「負けヒロインが多すぎる!」3巻の豊橋周辺に関係する元ネタを振り返っていきました。今回は1、2回目と違って豊橋市内に留まり、体験できる情報量も少し寂しい印象を受けました。4巻以降も豊橋ネタは尽きないのですが、食の比率が高まると八奈見杏菜の食べ物反応集になりかねません。

方向性を変えて、一度まとめ記事を作ってから4巻以降の個別記事を作成予定です。

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