【2024.04版】カクヨムで読める個人的に気になったおすすめヤンデレ作品10選

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カクヨムでは2024.04現在ヤンデレタグを入れている作品が3,000作を超えており、VRMMO以上に盛況なジャンルです。

書籍化もいくつかされており、今後も増大していくと予想されます。

本記事ではヤンデレについて軽く紹介した後、タイトル・あらすじに惹かれた個人的おすすめ作品を10作紹介していきます。

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目次

創作小説におけるヤンデレの魅力とは

ヤンデレとは、「病み」と「デレ」を合成した単語で、意中の相手に対して過剰に感情を表現してしまう状態の一種です。

自己への劣等感や独占欲が原因として考えられ、主に自分を見てもらうため、主人公を苦しませる形で表面化します。

  • 相手の全てを知りたいと思い、場合によっては盗撮・盗聴などストーカー行為も辞さない
  • 意中の相手の気を惹こうとして、過保護になってしまう
  • 生活の軸を恋愛対象に置き、自分のことよりも優先して対処する
  • 自分以外の(性的接触でなくとも)異性との接触を断固として認めたくない
  • 恋愛対象は悪くないと神聖化し、自分の行いを正当化しているため、怒りの矛先は第三者に向けられる

ただし対象人物以外には普通に対応できることが条件で、自己陶酔やギャップに満ちてなければなりません。

創作におけるヤンデレの魅力は次のようなものだと考えられます。

  • 感情の強さ:愛する人への感情が非常に強く、行動の大部分の原因になり得ます。その感情の強さは、読者や視聴者に強い印象を与え、物語に深みを加えます。
  • 予測不能な行動: 愛する人への強い執着から、予測不能な行動をとることが多々あります。物語にスリルやサスペンスを加え、読者や視聴者の興味を引きつけるでしょう。
  • 複雑な人間関係:他のキャラクターとの人間関係を複雑にしてくれ、、読者や視聴者がキャラクター間の関係性について考える機会が増えます
  • キャラクターの成長と変化: 物語の中で成長し、変化するかもしれません。その過程を描くことで、読者や視聴者はキャラクターに共感し、物語により深く没頭することができます。

一方でヤンデレキャラクターの恋愛はほとんど成就せず、大概がバッドエンドを迎えます。

刺激的で緊張感をもたらしてくれ、過去編や結末では悲壮感を漂わせてくれる。

以上より、読者の感情を揺さぶるキャラクターになりやすいのが捜索におけるヤンデレの魅力だと結論付けました。

カクヨムで読めるヤンデレ登場作品10選

カクヨムの『ヤンデレ』タグで上位表示されている順に、タイトル・あらすじに惹かれたものを選出しています。

美人姉妹を助けたら盛大に病んだ件

ヤンデレ度: 妄想癖は酷いが恋愛対象への礼儀は弁えている

ご近所付き合いで押し入り強盗に遭遇し助けたら、一家総出で病んできたラブコメです。

カクヨムでトップクラスにヤンデレ作品を投稿しているみょん氏の代表作で、『男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?』というタイトルで書籍化しています。

男嫌いの姉妹と言っていますが、大変な所を助けられると『……隷属、したいと思ってるわ』(カボチャを脱げば一般人、2話より姉)と友人に伝えるくらいには即オチです。

妹も妹でいち早く正体に気付くと主人公に接近し、次の日には孕みたいと独り言を零しています。

ヤンデレのタイプは姉妹そろって妄想癖に属すると考えられ、受け入れてくれると信じてなりません。

一方で少なくとも序盤は迷惑をかけるつもりはなく、ヤンデレの方向性が受動的なため見ていて不快にはなりにくかったです。

人によっては好かれても良いと思ってしまう純粋なヤンデレ。

総じて書籍版があるだけあって、読みやすく直感的につかみやすい構造の作品でした。

家で知らない娘が家事をしてるっぽい。でも可愛かったから様子を見てる

ヤンデレ度: ストーカーなのは間違いないが、それ以上に利益をもたらしている

無くした鍵をきっかけに現れた不法侵入者シルキー(妖精)こと蘭と、知らない人と家で鉢合わせてもスルーした主人公遥斗が織りなすラブコメです。

不法侵入よりも無料の家政婦として役立っているから放置する、遥斗は引きつつも実利を取りました。

不法侵入をスルーした遥斗も珍しいですが、最大の問題は出会った記憶のない人がシルキーの正体だったという点です。

自分の情報を一切晒さず、たとえ2週間無視されたとしても彼の元に通い続ける姿は一種のホラーでしょう。

シルキーの正体:バイト先で常連の4人組バンド【アバンドギャルド】のギターボーカル千秋蘭

不法侵入、窃盗……一般的なヤンデレを想像すると優しく感じますが、傍から見れば千秋は間違いなく犯罪者です。

バンドメンバーも千秋の癖は諦めて、経歴に傷をつけないため真っ当に好かれる道を探す始末でした。

ヤンデレタグがあるからと敬遠しがちな人、不器用でかっとんだ少女のラブコメが見たい人へおすすめです。

補足:書籍化のお知らせ

『5月1日、スニーカー文庫様より第一巻発売します! 書影も出ました!』(推薦文より)

10年ぶりに再会したクソガキは清純美少女JKに成長していた

ヤンデレ度: これはヤンデレというより王道なラブコメ、嫉妬もいたって普通(前半30話時点)

ブラック企業から離職し10年ぶりに帰ってきたら、クソガキが触れてはならない純粋な女子高生に進化していたラブコメです。

最初に、本作序盤にヤンデレ要素は存在しません

住所を知っているのも過去遊んでいた経験からで、未夜はメスガキ時代のおてんば行動を反省しています。

大人しい性格で思いに向こうから気付いて欲しい純粋な少女、という印象を未夜へ抱きました。

そのためにわざわざ名前を秘密にしてみたり、情報を出してみたり。

鈍感な主人公有月勇に対して、もどかしい想いを楽しみたい人におすすめです。

どうやって、気づかせよう。今回は割と攻めた一手だと思ったのだが、それでもあの鈍感は気づかなかった。

 ただあまり露骨なヒントを与えてしまうとなんだかこっちが必死みたいに思われるし――事実必死なのだが――、もっとこう、巧い作戦を練らなくては。

第18話  歴史は繰り返す

国民的アイドルになった幼馴染みが、ボロアパートに住んでる俺の隣に引っ越してきた件

ヤンデレ度: ヒロインが主人公に依存している描写は多々見られるが、青春の明るいストーリーとなっている。

厳しい両親から解放され底辺大学生(自称)を満喫する主人公が、周りの女子に因縁を付けられていたラブコメです。

主人公藤枝和紀は帝都音楽大学ピアノコンクールにオリジナル曲を持ち込み優勝するほどの秀才です。

一方で家の電子ピアノは物置に仕舞われ、音楽の成績は最低限にとどめていました。

幼馴染は昔から藤枝へ女の子が近づくことに敏感で、国民アイドルになってもハイライトを消す癖は治っていません。

日本一のアイドルを目指す動機も、ただただ藤枝と同棲するためでした。

後輩は藤枝のコンクールの演奏に惹かれ、陰で彼の住んでいるボロアパートを支えていました。

シンガーソングライターを目指す彼女の夢は藤枝の覚醒あってのものであり、常に寄り添うことを前提としています。

「ハイっス。先パイに神がかった曲を作ってもらって、それに神アツな詞を乗っけて――思いっきり、最強に気持ち良く歌いあげて全世界の人類を熱狂させるのがカガリの夢っス」

第18話 後輩の描く夢の中に、俺の存在が刻まれていた件

しかしヤンデレ基準から言うと微妙なところです。

本作の魅力は、燻っていた主人公が徐々にピアノの楽しさを思い出していき復活していくストーリーに込められています。

王道の展開ながらキャラクターの感情が伝わってきやすく、周りの人の力を借りて成功していく様には快感を覚えました。

以上より少し愛が思いヒロインたちが主人公を支えて成し遂げていく物語を読みたい人に本作をすすめます。

妹が”義妹”ってことを俺だけが知らない〜双子の美人姉妹は何も知らない兄を堕としたい〜

ヤンデレ度: これはヤンデレ風味の変態なのではと思わざるを得ない

近所で有名な美人姉妹が念願の事実を知って、兄に対しての姿勢が変わっていくラブコメです。

何も知らない兄、悠人は思春期になってすっかり嫌われたと思い、VTuber好きの陰キャとなっていました。

外見優等生のパンツ吸いを楽しむ姉と、外見ギャルだけど兄一筋の妹、外見と内面のギャップが印象に残ります。

おそらく姉小樽優梨の本性や性癖を取って、ヤンデレタグが付けられているのでしょう。

彼女は妄想癖に属し、何かと性的接触に結び付けようとしています

素直に女性恐怖症を無くそうとする妹と比較することで、姉の【ど変態シスコン性癖】を植え付けようとする変態具合にギャップを出そうとしているのだと推測されます。

とはいえヤンデレとしてのパンチは弱く、2人の少女の恋愛格闘戦として見るのが健全なのではないでしょうか。

主人公だと思って拾った銀髪美少女が、どう考えてもラスボスな件について。

ヤンデレ度: 依存度・独占欲は強いが、どちらかというと種族の違いによる考えの差が大きいと考えられる。

親ガチャに当たり有力貴族に転生した主人公キースがゲーム由来の世界を救おうとして、間違えてラスボスを拾ってしまった異世界ファンタジーです

モデルとなった『絶望の王国』は100あるエンディングの内95で世界が滅ぶ、マルチエンディングゲームです。

主人公とラスボスの名前が『リ』から始まるくらいしか覚えていなかったため、膨大な魔力を手掛かりに主人公を探し始めました。

拾った少女リヴィアは催眠で名前を聞き出し、髪の毛から魔物を召喚できるような少女でした。

いつの間にか邪神グレイデア(ラスボス)に見初められ、1,000年に1人の逸材と邪教のシスターに扱われています。

キースは薄々リヴィアの正体に勘づいていますが、何か術がかけられているかのように結論付けずにいました。

現状(全32話)では信者数を平和的に増やす段階であり、リヴィアの依存もそれほど強く感じません。

「ッ最低。今後一切、近寄らないで浮気クズ男」と、俺を盛大に振った幼馴染が今更、誤解だと気付いて言いよって来ても、もう遅い。……今、俺は大人気アイドルのヤンデレ美少女に監禁されているので……

ヤンデレ度: 外面は良いが異性との接触が発覚すると拘束される。人気アイドルという地位を投げうてるほど愛が重い。幼馴染の誘惑が悪いと責任転嫁。

タイトル文字数ランキング限界まで詰め込まれたメッセージに、『もう遅い』系にしては珍しい悲痛な印象を受けるラブコメです。

主人公はメッセージアプリで血の繋がっていない相手が幼馴染1人なのに、謎のウワサによって浮気男にでっち上げられてしまいました。

2, 3年前に4度も告白され渋々付き合った元カノに居場所を特定され、食事についていった結果睡眠薬を盛られています。

あらすじの時点でかなり病んでると想像できますが、本文はお仕置き以外で器具が出てこない分ましといった監禁具合です。

中学の頃から独占欲をさらけ出し、他の女に目をくれるとお仕置きされる。

言われもないウワサを助長する盗撮写真も撮られ、月城のアイドル人生を勝手に賭けられ、脅しによって逃げる手段を失ってしまいました

「ゆーくん?? そんなわけないよね? うそだよね? 私の方がテストよりも大切だよね?」

「……」

「え? ゆーくんなんで黙ってるの? ほんとにテストの方が大切なの? ねえこたえてよ? ゆーくんこたえてよ??」

「も、勿論、勿論! 月城の方がテストより大切だ。大切に決まってるじゃないか」

終始こんなテンションで、主人公は月城のメンタルを爆発させないように気を遣い続けていました。

徐々に悪化していく周囲との関係に、地位有るヤンデレの恐ろしさを感じる作品です。

妹がブラコンであることを兄は知っている。

ヤンデレ度: ヤンデレの素質は本物でスマホと部屋に盗聴器を仕掛けられている。一方で実行に移しておらず主人公が許しているのでその分明るく感じられた。

「学校で話しかけたら殺す」、嫌いなのかと思えば才色兼備な妹に異性として愛されてしまっているラブコメです。

ファンクラブに1/3が加入するという外面の良さに反して、妹は家で無口を貫いていました。

ここ数年を捨てて、全ての拒絶は将来行う監禁に対して犯人の可能性を減らすため

ノートをつづる律義さと、見られている実態がなければ引っかかるであろう周到さでした。

なお、本作のヤンデレ候補は1人ではありません。

主人公には盗聴器が2つとカメラが1つ付けられており、日夜監視が続けられていました

とはいえ終わりは清々しいものであり、大概を許せる主人公の善性が光っていました。

以上よりヤンデレ候補が覚醒する前に救われるエピソードが見たい人におすすめです。

“Absolute zero” 異世界転生したら捨て子だったので同じ孤児院にいた独りボッチの銀髪美少女を洗脳して理想の幼馴染にしようと思ったら、どうやら僕が崇拝されるようになっちゃいました⁉

ヤンデレ度: プロローグの地点から始まっていればは硬かった。幼少期スタートでヤンデレ風味までしか出せていない。 

孤児院から成り上がり無双を為していく主人公エルヴィンが、刷り込みの罪を清算することとなる異世界ファンタジーです。

タイトルの洗脳から強烈な印象を受けますが、常にラウラの味方をし続け、人見知りゆえのいじめから守っていただけでした。

とはいえ下種染みた光源氏計画は勘づかれており、ラウラはその劣情をぶつけて欲しいと願っています

本編の印象としてはよくある内政チートであり、値段表記やポイントカードを導入する程度で奇抜さはありません。

一方規模の成功具合は圧倒的で、特にスーパーマーケット構想はウォルマート以上の速度で零細店舗を潰していきました。

中途半端な箇所でエタっていることもあり、タイトル程の強烈さがなく、プロローグで出がらした印象を受けました。

【完結済】幼馴染にフラれた僕は神社に彼女を下さいと神頼みに行った そしたら神様からヤンデレ美少女に好かれるという特級呪物を授かった件

ヤンデレ度: 独占欲が強く反発すれば刺されたかもしれないが、円満に結ばれているため

幼馴染にこっぴどく振られた主人公佐伯武光が、縁結びの神様からの呪物を律儀に装備するところから始まるラブコメです。

最初に告白してくれたのは隣の席の髪で顔を隠した瀬名琴子、正体は学校1の美女であり呪物(青の勾玉)が反応する人物でした。

ヤンデレの中では(一方的に)イチャイチャすることで関係を誇示するタイプで、他の人を寄せ付けないオーラを放っていました。

とはいえ実際に危害を加える訳でもなく、好きになってもらう方法は外堀から埋めて信用を稼いでいくという慎重な手段です。

独占欲が少し強い少女と結ばれる純愛物語が見たい人、ざまあ系のラブコメが好きな人向けだと考えます。

個人的には捨てると明言された後もクズ男の下っ端で居続けて、最終的に精神をぶっ壊した柏木が不憫でなりませんでした。

まとめ:ヤンデレとは読者の感情を揺さぶるキャラクターである

  • 感情の強さ:愛する人への感情が非常に強く、行動の大部分の原因になり得ます。その感情の強さは、読者や視聴者に強い印象を与え、物語に深みを加えます。
  • 予測不能な行動: 愛する人への強い執着から、予測不能な行動をとることが多々あります。物語にスリルやサスペンスを加え、読者や視聴者の興味を引きつけるでしょう。
  • 複雑な人間関係:他のキャラクターとの人間関係を複雑にしてくれ、、読者や視聴者がキャラクター間の関係性について考える機会が増えます
  • キャラクターの成長と変化: 物語の中で成長し、変化するかもしれません。その過程を描くことで、読者や視聴者はキャラクターに共感し、物語により深く没頭することができます。
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