【RTA_二次創作紹介】魔法科高校の劣等生・来訪者編クリアRTA

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まみむ衛門作『魔法科高校の劣等生・来訪者編クリアRTA』の紹介記事です。ゆっくり顔とソフトークボイス、淫夢語録とBiim式の3拍子を突き詰めた主人公が、未知の化物パラサイトに立ち向かうために手札を揃えていきました。1周の体感時間が10年と、熱意がなければ取り組めない設定に、走者は2周以上走り切っています。

周りを炎上させかねない主人公のインパクトと、長大過ぎるゲームの仕様が特徴のRTAでした。

前編『黒羽家苦労ばかりチャート編』に絞って紹介していきます。

RTA小説とは まとめ記事
”RTA小説”の特色とおすすめ作品【更新:2022年9月】
「RTA小説」「RTA風小説」といったジャンルが、一時期二次創作小説界隈で流行っておりました。走者は原作を踏襲しつつ、より速く目的を達成しようと目指します。その中でのテクニックのユーモアさや周りの人との認識の違い(すれ違い)が魅力だと考えています。 本記事では「RTAと通常攻略の違い」をスタート地点としてRTA小説の特徴をまとめて、具体的な作品名を載せていく方針です。

小説情報

小説データ

URL:https://syosetu.org/novel/281033/
作者:まみむ衛門
警告タグ:R-15、オリ主、残酷な描写、アンチ・ヘイト
話数(2022/09/22):93話、748,376文字
UA(2022/09/22):334,885

あらすじ

『魔法科高校の劣等生』を原作としたフルダイブVRゲーム、『魔法科高校の劣等生 もう一人のイレギュラー』のRTAに挑戦しようとしたとある走者は、生まれのリセマラをしている最中、偶然非常にレアな黒羽家生まれを引いてしまう。

悩んだ末に走者は、せっかくだからと、ぶっつけ本番で黒羽家チャートで走ることを決めた。

RTAの達成条件

  1. 来訪者編に入る
  2. USNA軍が帰る
  3. パラサイトの活動を止める

来訪者編に入るタイミングは共通で、USNA軍は原作主人公に投げれば解決しています。なのでパラサイトにどれだけ早く対応するか、対処札を持っているかでタイムは争われています。

主要登場人物

黒羽蘭

四葉家の分家である黒羽家の長女。表情筋と声帯に先天性の障害を持っている、インパクト抜群の少女。淫夢語録を日常から使う

日本屈指の加速魔法の使い手。石や木を高速で射出して攻撃する。適性は3人揃って精神干渉系、固有魔法は精神情報を投射する『プシオンコピー』。

黒羽亜夜子

1歳違いの黒羽家次女。姉を毛嫌いしていた過去を持つが、仕事で助けてもらった際から信頼している。改変領域の広さに才を持ち、探知と精神干渉でパラサイトに対抗できる人材。

クリア後は原作と違い第一高校に進学、蘭の後輩となった。

黒羽文弥

1歳違いの女装が良く似合う黒羽家長男。蘭を毛嫌いしていた過去を持つが、仕事で助けてもらった際から信頼している。精神干渉系魔法の適性が高く、攻撃役としてチャートに期待されていた。

クリア後は念願の第一高校に進学する。模擬戦であっても強敵な姉たちとは戦いたくない。

柴田美月

「霊子放射光過敏症」による特殊な目を持つ少女。

常人には見えない生物パラサイトを見ることができる希少な人材で、走者にとっての切り札となる。戦闘力の低い彼女をいかに戦場に持っていくかが入学後の課題となった。

司波達也

魔法、技術、学力のいずれもが別次元の強さを誇る、ラスボス系主人公。

本家の暗部も担当しているがゆえに、ミーム汚染を被ってしまった。

吉田幹比古

古式魔法を扱うことができる青年。精霊の知識を持っている、パラサイトにダメージを与えられることから本RTAの切り札候補である。前編だけでなく、後編『中条家仲上々チャート編』で大活躍をした。

彼を主軸とするためには男主人公でなければならない。

ストーリーPickup

以下、ネタバレ注意です。

RTA Part:未来的なVRゲーム

本作の舞台となるゲーム「魔法科高校の劣等生 イレギュラーズ・ライフ」。原作主人公の司波達也と同い年となり、魔法師人生を体験できる作品です。生まれから選択できる自由度の高さが売りとなっています。

このゲームの真の恐ろしさは体感時間の加速機能です。

小学校の入学から本編までの約10年間をスキップなしで体験できます。裏山を走り回れたり、引きこもりになってみたり、真面目に友好関係を作ってみたり、過ごし方も自由自在です。さらに高校入試を再現するために、魔法教科だけでなく義務教育も搭載されていました。

1時間で10年分、およそ90000倍の加速ができる未来のゲームです。お値段は2000万円と一般人が手を出しずらい代物ですが、現代水準では格安に見えるほどのオーバースペックでした。

Story Part:ゆっくり顔の少女

本作主人公は黒羽家の長女として生まれました。先天性で表情が上手く作れず、声の抑揚も作れず平坦になってしまう。まるでゆっくり饅頭のような少女でした。

ゆっくり饅頭のサイト

たちの悪いことに口を開けば、意味が分かる人には汚い発言が漏れだします。意味が伝わっていなくとも謎な言葉なので、当然変人として周知されました。

小学校に入学し走者の手が入ったことで、彼女は豹変しました。固有の魔法をひたすらに追求し、走り回って速度を追い求める。目的のために無我夢中で行動する様は、生き急いでいる印象を与えました。

RTA走者としてよくある姿です。しかし見た目からして怪しすぎて警戒せざるをえない点がルートに影響を与えています。

RTA Part:一発勝負

本作はやり直しできません。なのに数年間のリセットに直結しかねない勝負が多々あり、界隈屈指の過酷さを誇っています。

たとえば司波達也ラスボスとの模擬戦。放置は死亡、基本は敗北の難関なのですが、RTAでは勝利しないと4年分のやり直しです。

黒羽家恒例となるお仕事。諜報や暗殺に慈悲などなく、死んでしまったら最大9年分が泡となります。このイベント、不定期に何回も発生します。

高校に入ってからも気が抜けません。経験値の稼ぎ所が少なく、ミス1つでチャートが崩壊して1からやり直しです。

普通のRTAを長距離走に例えると、これは「自己超越3100マイルレース」でしょう。

Story Part:淫夢の被害者

RTAは最速を目指すあまり、周りに影響を与えることが多々あります。この項目ではRTAと関係ないところで被害をくらった2人に焦点をあてました。

1人目は父親である黒羽貢です。生まれる筈のない子供は四葉本家にも怖気付かず、嬉々として地雷を踏んでいきます。

本家経由で司波達也に暗殺の依頼をしても失敗し、調査依頼も行き詰る始末。ましてや原作では意向を聞いてくれる双子にも東京の高校に行かれ、胃薬が親友になりました。

2人目は原作主人公こと司波達也。本家は黒羽蘭を調べるため、彼の記憶力を活かそうとしました。問題はその方法で、真夏の夜の淫夢やクッキーの全編鑑賞会を開いたのです。レポートを提出するほど調べ切った彼にとって、語録は忘れられない思い出となりました。

黒羽蘭は唯一となる語録の理解者として話してきて、依頼で殺そうとした手前強く言い返せない。おまけに賭け事では兄妹揃って被害を受けています。最強系主人公が珍しい理由でたじたじとなる物語となりました。

まとめ:苦労ののちの笑顔

まみむ衛門作『魔法科高校の劣等生・来訪者編クリアRTA』の紹介記事です。ゆっくり顔とソフトークボイス、淫夢語録とBiim式の3拍子を突き詰めた主人公が、未知の化物パラサイトに立ち向かうために手札を揃えていきました。

全てが終わったのち少女は一大決心をします。ゆっくり饅頭から決別するために、外科手術に臨みました。帰ってきたとき見せた彼女の笑顔は、追い詰められていた環境からの脱却を象徴していました。

変声機を使ってまで語録を使い続ける姿から、好きで使っていたことが分かるのですが。周りの苦悩は続きそうです。

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