【RTA二次創作 紹介】よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート

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本記事は月島さん様作「よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート」の紹介記事となります。RTA小説として珍しいミス0を成し遂げた作品です。チャートとしての隙の無さに加え、周りへの人心掌握が特徴でした。

果たして、天才少女は如何にしてラスボス系天才主人公を籠絡したのか、見ていきましょう。

RTA小説まとめ記事。
”RTA小説”の特色とおすすめ作品について
「RTA小説」「RTA風小説」といったジャンルが、一時期二次創作小説界隈で流行っておりました。走者は原作を踏襲しつつ、より速く目的を達成しようと目指します。その中でのテクニックのユーモアさや周りの人との認識の違い(すれ違い)が魅力だと考えています。 本記事では「RTAと通常攻略の違い」をスタート地点としてRTA小説の特徴をまとめて、具体的な作品名を載せていく方針です。

小説情報

小説データ

URL:https://syosetu.org/novel/281945/
作者:月島さん
警告タグ:R-15, オリ主, アンチ・ヘイト
話数(2022/06/03):23話、152,500文字
UA(2022/06/03):310,654

あらすじ

操作キャラがAクラスとして卒業したらクリア。ということで、最も楽で手っ取り早い方法である、入学時からAクラス+綾小路君を籠絡するというルートを取ることでイベントをオートとスキップで流しまくるチャートを走ります。

はっきり言って完璧なチャートを組んでしまったので、消化試合感が否めないよなー俺もなー、なRTAとなっています(フラグ)

主要登場人物

怜山静香

走者が動かしているAクラス随一の天才少女(渾名:れずちゃん)。一般家庭に生まれ、全国模試1位として有名となった。高すぎる能力故に他者への興味関心が極めて薄く、クラス間闘争の一年間で会話した生徒は僅かであった。

学力A+、知性A、判断力A+、身体能力C-、協調性D、容姿A、バステ:無表情、感受性−

綾小路清隆

特殊な経歴を持つDクラスの青年。実力を偽って入試に望んだためステータスが当てにならない。機械化した現在はともかく、初期は普通の学園生活を望んでいた。

学力C、知性C-、判断力C-、身体能力C-、協調性D、容姿?
※学力~身体能力はAクラス以上だと推測されている

坂柳有栖

Aクラス最大派閥のトップであり、攻めの気質の少女。通称:銀髪ロリ 身体が非常に弱い代わりに判断力(と容姿)が非常に優れている。

学力A、知性A、判断力A、身体能力E-、協調性C+、容姿A

堀北鈴音

本作被害者の1人。高校生活を通し人格が成長していくが、争奪戦には遅過ぎた。唯一対抗できる生徒として、静香から興味を持たれている。

学力A、知性A-、判断力B-、身体能力B+、協調性E、容姿B+

原作:ようこそ実力主義至情の教室へ

衣笠彰梧によるライトノベル。3期までのアニメ化(2017/夏, 2022/夏, 2023)が確定している人気作品。完全実力主義かつクラス対抗の中、学力・身体能力・発想力・交渉力を駆使して戦っていく。

ストーリーPickup

以下、ネタバレ注意です。

RTAパート 最短経路

本RTAのキーパーソンは原作主人公こと綾小路清隆でした。一定以上の能力値がないと反応してくれず、1年生の夏には機械化し好感度を上げられなくなります。対して、味方として本気で行動してくれれば、一方的な虐殺が始まるほどの力を行使してくれます。

ではどうするか。走者は、彼がちょろい頃に一気に色仕掛けし傀儡化することを選びます。当然のように他の人にも気を配り、一方的に優位にならないように掌握しきりました。

動かないときは周りが勝手に働き、動くと一瞬でけりを付ける。圧倒的な姿はまるで未来を観ているかのようです。

月城理事長代理、ひいては裏にいるあの男についてもオレが対処する。必要とあらば、坂柳の力を使えばいい。

怜山以外の全てはオレの駒でしか無い。
何人たりとも、怜山にその汚い手を触れさせはしない。
オレが、全てやってやる。


「10-裏 綾小路清隆の決意」

彼女が直接手を下すことは終ぞなく、綺麗な手のまま卒業しています。

シナリオパート 明かされぬ心情

走者の目線から語るRTAパートに対し、-裏は登場人物の視点です。

  1. 綾小路清隆の独白
  2. 綾小路清隆の記憶
  3. 橋本正義の戦慄
  4. 綾小路清隆の誕生
  5. 葛城康平の結論(5, 6共通)
  6. 綾小路清隆の策略
  7. 橋本正義の享楽
  8. 堀北鈴音の決意
  9. 綾小路清隆の決意
  10. 茶柱佐枝の諦念

主要人物の視点が並ぶ中、れずちゃん(と坂柳有栖)のものがみられません。坂柳有栖は走者による補完がありますが、れずちゃんに至っては意図的に心情が隠されています。

表情の薄さ+描写の無さは彼女の不気味さを一層助長させるものでした。

唯一感情が出たように見えるシーンを下に引用しています。しかし、綾小路清隆を籠絡する目的で演技した疑いもあります。彼女の本音は最後まで謎に包まれていました。

「……えっち。今更だけど」
!?
「い、いや、そんなこと……」
オレは慌てて否定するも、
「目線」
「…………すみませんでした」
「別に謝る必要はない。……行きましょう?」


「7-裏 綾小路清隆の決意」水着への反応

『孫子の兵法』

乱世を戦い抜いた軍師 孫氏の兵法は「負けないこと」に特化しています。かの教えから一部を意訳引用されたものと照らし合わせてみました。

1 勝算のある戦略構想を練り、勝てる戦いのみを行う

体育祭を始め、れずちゃん(走者)が介入していないイベントがいくつかあります。効率が悪いもしくは勝つ必要のない戦いを選択し、積極的にさぼっていました。タイム短縮の他、走者の体力を保つといった点でも重要な要素だったでしょう。

2 敵を味方に変える(7つの習慣4 Win-Winを考える)

Aクラス卒業RTA_Aクラススタートにおいて障害となるのは綾小路清隆、坂柳有栖などです。どういった条件を提示すれば味方になってくれるのか、判断には彼らを深く知っていなければなりません。

3 弱みが少ない者とは戦わない

これを最も実践していたのは、橋本正義でした。派閥争いが始まって早々、俯瞰していた少女に接近しています。誰よりも早く動き足として働いた分、原作以上の安定と報酬を得ることに成功しました。

きちんと志望動機を練り上げてから向かっているあたり、彼の優秀さが更に際立っています。

「俺は、あの2人じゃなくてあんたの下に付きたい。だって、このクラスで一番強いのはあの2人のどちらかじゃなくてあんただろ?」
「……あなたを下に付ける利点は?」

当たり前の質問。
こう返ってくるということは、少なくとも一切取り合わずに断る、なんてことは無いことを意味している。

いやむしろ、この質問ということは、割と前向きに考えてすらいるんじゃないか? いくらこいつでも使える駒は必要と思っていたか?
俺は高揚を隠せなかった。


「3-裏 橋本正義の戦慄」より

引用先:『孫子』に学ぶ営業学|【第2回】勝敗は、戦う前に決まっている

まとめ:戦う前に勝敗が……

  • ミスする要素が殆どない、仕上がったチャート
  • 意図的な描写不足によるれずちゃんの不気味さ
  • 勝因は負けないように事前に張っておいたこと

本記事は月島さん様作「よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート」の紹介記事でした。どうやって不敗で駆け向けていくか、前提を特に練り込んであったRTA小説だったと考えています。

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”RTA小説”の特色とおすすめ作品について
「RTA小説」「RTA風小説」といったジャンルが、一時期二次創作小説界隈で流行っておりました。走者は原作を踏襲しつつ、より速く目的を達成しようと目指します。その中でのテクニックのユーモアさや周りの人との認識の違い(すれ違い)が魅力だと考えています。 本記事では「RTAと通常攻略の違い」をスタート地点としてRTA小説の特徴をまとめて、具体的な作品名を載せていく方針です。

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