【RTA 二次創作紹介】(RTAネタ)吾輩はE.M.M.I.である

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RTAはプレイヤーの記録の為だけでなく、見ることを楽しむ観客も数多くいます。そんな人たちが求めているものの1つに、テクニックやバグ技が挙げられるでしょう。

気力♪様『【RTAネタ】吾輩はE.M.M.I.である』はRTA被害者の視点からの物語です。技術が磨かれていく中でスキップされるボスたち、掻い潜られる封印。被害者1による解説により、シリーズを知らない中でも楽しめるデザインとなっていました。

RTA小説まとめ記事です。
”RTA小説”の特色とおすすめ作品【更新:2022年9月】
「RTA小説」「RTA風小説」といったジャンルが、一時期二次創作小説界隈で流行っておりました。走者は原作を踏襲しつつ、より速く目的を達成しようと目指します。その中でのテクニックのユーモアさや周りの人との認識の違い(すれ違い)が魅力だと考えています。 本記事では「RTAと通常攻略の違い」をスタート地点としてRTA小説の特徴をまとめて、具体的な作品名を載せていく方針です。

小説情報

小説データ

URL:https://syosetu.org/novel/272786/
作者:気力♪
警告タグ:なし
話数(2022/6/1):10話 17,845文字
UA(2022/6/1):8,273

あらすじ

メトロイドドレッド。
それは発売からそう時間が経たずに数多の【壊れた】ルートが発見されたゲームである。普通に遊んでも神ゲーなのに、最速を目指すとまた別の面白さが生まれるのだ。

そんなRTAでスキップされる方々の事に焦点を当ててみた。

主要登場人物

E.M.M.I 01-P

本作の語り部。Extraplanetary.Multiform.Mobile.Identifier(惑星外多形態機動調査機)の一号機で、未知の生物を捕獲しDNAの採取に特化したロボットである。

『DREAD(恐怖)』を象徴する敵……なのだが、サムスの奇行の数々に不貞寝する。

サムス・アラン

ゲームの操作キャラクター。鳥人族のDNAを移植された女性。現在はフリーのバウンティーハンター。

本作ではRTA走者が宿っているためか、一般人には到底理解の及ばない行為で今日も色々と飛ばしていく。

ドロギーガ、実験体z57など

RTAの被害者。

原作:メトロイド ドレッド

2021年10月8日に任天堂より発売されたメトロイドシリーズの最新作。アクションゲームとして優れていることもあり、2022年5月時点で500人以上のany%走者が登録している。

面白いバグにも恵まれ、ワープや無敵バグによるスキップが発覚するまで1か月も持たなかった。ただし運営により修正されるケースも。

ストーリーPickup

RTAパート 進化する技術

メトロイドドレッドの発売日から、作品の更新が行われるまでの約1か月。サムス・アランの動作はあらぬ方向に進化していきました。

初期から見つかっていた技 Pseudo Wave擬似ウェーブ。とある動きをした後、頭を擦り付けながら発射する壁貫通ビームである。そんなビームで破壊されてしまう近道も偶然あった。
結果、Any%タイムアタックから中ボスドロギーガが消えました。

なお、解説動画が投稿されるまで僅か3日でした。

その後も彼女の進化は続きます。必殺技スクリューアタックを取るために、冷凍エリアをごり押しで走り抜け、水中からボムジャンプし、水面から飛び立ちました。結果、Any%タイムアタックからボス実験体z-57が消えました。

ここまで1週間のルートであり、インパクトは大きいものの小説の投稿時点で時代遅れのルートだったようです。

RTAパート 流石に許されない技

  1. モーフボールでE.M.M.Iゾーンに突入
  2. 入る直前で解除する

この結果何が得られたか。敵の攻撃からマグマの中、E.M.M.Iのダメージまでも無効化します。

更に2次元における3次元方向に走ることでエネルギーを蓄積する、用途不明の技術が重なった結果、ノーマルスーツで一族の長の討伐に至りました。お馴染みの姿パワードスーツや鳥人族の遺産グラビティスーツを回収せずに通ってしまったため、これらは惑星と共に爆ぜたのでした。

※ver1.03にて「無敵モーフバグ」は修正されました。

シナリオパート 01-Pのリアクション集

本作の魅力はサムス・アランの技の数々だけではありません。01-Pたちのツッコミや思考放棄も強みとなっています。

私は理解を諦めた。どうして機械の私に自我のようなモノが生まれたのだとかとかそんなことは目の前の狂気に比べれば些細な事だろう。崖を普通のビームが貫くなんて事はない。ないのだ。


1話「まだまともだったころ」より

まだ、理解を拒んでいた頃の01-P。今後ビームどころかサムスが貫いてくるとか予想できなかったでしょう。

……よし、落ち着いた。

落ち着くまでに三度ほど惑星Z.D.Rは粉々になった気がするがとにかく落ち着いた。


5話「全てを破壊する力」より

ぶっ続けでサムスが走っていれば、惑星が3度崩壊するまで約5時間+リセット分。溶鉱炉ではなく床に沈む彼女を見ての驚きを数時間で落ち着けることができる、この時点で01-Pは不思議な行動に慣れてしまっていました。

そんな彼女は、世界を騙し始めた

……私も何を言っているのか分かっていない。これは今までのひではかなく、本当に分からないのだ。


7話「世界を見る瞳」より(原文ママ) 世界を騙し始めたの部分は独自フォントで揺れている

もしかして→比ではない

あるいは「比で果敢なく」なのかもしれません。世界の先について見込みがない、見通しがはっきりしないものである。この世界のループを過ごす中で、新たな理に気づき始めた姿がありました。

つまりサムス・アランは、きっと、おそらく
私たちの認識できている3つの次元とは異なる次元へと駆けてエネルギーを蓄積したのだ。


8話「彼方へと賭けぬけろ!」より 真のリアクションのフォントは引用で再現できませんでした。

遂に理解をし始めた01-P。√2走法があるゲーム業界、疑似2次元ではない3次元座標(ゲーム内にとっての4次元目)も設定してあったが故の事態だと推測されます。

まとめ また、走り出す

時は流れ、6月1日01-Pの独白が再開されました。徐々に加速した結果、RTAとして85分から70分(speedron.com)で周回できるようになりました。

以上、気力♪様『【RTAネタ】吾輩はE.M.M.I.である』の紹介・感想記事でした。技の数々を見ているだけでも楽しいRTA、入門としておすすめできる小説だと考えています。

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