【RTA_二次創作紹介】高坂穂乃果の廃校回避RTA【完結】

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1秒でも早く廃校を回避する、それだけ聞くと正義感の強さを感じるかもしれない。しかし、これはとある狂人による(傍から見れば)狂気の沙汰であった。

本記事は鍵のすけ様作、「高坂穂乃果の廃校回避RTA【完結】」の紹介記事です。廃校寸前となった音ノ木坂学院を1秒でも早く解放するため、高坂穂乃果は何度も繰り返しました。その結果導き出したフラグと身体能力を武器に、彼女は最速を目指します。

タイムのためには意識は飛ばすし、片手小指立て腕立て伏せを数十回できるくらいまで鍛えるし、乱数調整も辞さない。RTAの魅力とは、記録の果てにある場所とは……謎の歓迎が貴方を待っています。

RTA小説のまとめ記事です。

”RTA小説”の特色とおすすめ作品【更新:2022年8月】
「RTA小説」「RTA風小説」といったジャンルが、一時期二次創作小説界隈で流行っておりました。走者は原作を踏襲しつつ、より速く目的を達成しようと目指します。その中でのテクニックのユーモアさや周りの人との認識の違い(すれ違い)が魅力だと考えています。 本記事では「RTAと通常攻略の違い」をスタート地点としてRTA小説の特徴をまとめて、具体的な作品名を載せていく方針です。

小説情報

小説データ

URL:https://syosetu.org/novel/112555/
作者:鍵のすけ
警告タグ:ー
話数(2022/01/07):6話、20,143文字
UA(2021/01/07):15,988

あらすじ

 ――こうすれば一番早くなるかなと思ったので!

これは、高坂穂乃果が最速で音ノ木坂学院廃校回避を成し遂げる壮大な物語である。

主要登場人物

高坂穂乃果

RTAに全てを賭けた高校2年生の少女。何事にも一生懸命な頑張り屋なのだが、本作では斜め上に疾走している。タイムのためには意識は飛ばすし、片手小指立て腕立て伏せを数十回できるくらいまで鍛えるし、乱数調整も辞さない。

親友によると、身体能力は最近異常に成長したらしい。

園田海未、南ことり

たとえ叩き起こされても、中庭まで引きずられても、穂乃果に付いて来てくれる親友。彼女たちが心優しいからこそ、このRTAは成り立っているといえる。

綾瀬絵里

えりちか。生徒会長で申請書の受付もしている。最速を目指した穂乃果の奇行に何度か申請書をぶつけられる。心を読まれて煽られる。挙句に妹の亜里沙の名で脅される。

それでも、きちんと通しているあたり彼女も優しい。

もちろん、原作の高坂穂乃果は頑張り屋であっても、RTA狂人ではない。真面目な解説が見たい人、イラストが見たい人はニコニコ大百科ピクシブ百科事典がおすすめである。

原作:ラブライブ!

オールメディアプロジェクト『ラブライブ!シリーズ』の第一作。時代の波に逆らえず3年後に統廃合が決定した、普通の女子高校「音ノ木坂学院」が舞台。高坂穂乃果が真っ先に立ち上がり、学校の宣伝を目的にアイドルユニット「μ’s」を結成する。

現実世界でも、声優9人による『μ’s』が結成されている。彼女らのユニットは、2015年3月発表の第9回声優アワードで歌唱賞を受賞、2015年末第66回NHK紅白歌合戦に出場(声優として2件目)、2016年2月発表の第30回日本ゴールドディスク大賞で特別賞を受賞、平成アニソン大賞に映画主題歌賞「僕たちはひとつの光」および特別賞「Snow halation」を受賞など、輝かしい記録を残している。

ストーリーPickup

以下、ネタバレ注意です。

フラグ回収

ゲームの管理はフラグ(Flag)で行われています。ボタンを触った、牢屋の隙間を探った、シナリオを見た……これらをプレイヤーが確認するのは不可能です。それでも、手当たり次第に探ることで最適解を導き出していきます。

穂乃果は度重なる周回の末に、短縮要因を見つけ出しました。廃校通知の掲示板を見ればいいので、見た瞬間気絶する。コンサートを行ったふりをすれば、始まる前から終わらせることができる。生徒会長へ申請書をぶん投げれば、怒りながらも通してくれる。思い付きで企て、とりあえず実行して、理論として成功してしまうことがRTA走者の恐ろしいところです。

RTA走者=穂乃果の奇行

傍からみれば、穂乃果の行動は独創的なものです。上に挙げていないものでも、「1分30秒にイライラする」「会ったことのない妹弟の名前を唐突に出す」「映像・音声なしでコンクールにPVを提出する」などなど。

※写真はイメージです。

彼女はゴールテープが見えているから、過程を無視した言動をしている。それでも見放さない周囲の優しさ、穂乃果の魅力が映える小説であった。

調整の苦労

「ううん。逃げなくても良いんだよ? さあ、言ってごらん? 私はその言葉をずっと待ってたんだよ! …………主に調整の苦労的に」


「『第四話』と『第五話』を攻略だ!」より引用

穂乃果の本音が漏れてしまった一場面。次に会うために声をかけるタイミング(2話)、講堂にやってくるフラグ管理探し(3話)、1年生組が昼休みに屋上へやってくる乱数調整(4話)と、花陽を加入させるために穂乃果は手を尽くしてきました。

『第四話』は花陽が勇気を出して加入するまでを、1話にかけて描いています。それを、数分で話させることに成功しました。でも、そこに感慨や達成感はなく、成功して当然だと思っているあたり、RTA走者の心証が感じられます。

まとめ:何度だって飛べる

廃校回避を成し遂げた高坂穂乃果へ選択肢が2つ。もう一度走るか、それとも止まるか。即決した彼女は、次のために走り続けるのでした。

本作は、短い中にRTAの基本が詰まっています。1つはフラグやチャートの管理、2つは乱数調整、3つは周囲の協力、最後に継続する意志。

当時から、結月ゆかりや東北きりたん(ボイスロイド)に読ませる機能が追加されており、動画のように聞き流すこともできるようになりました。読みやすくなった当作品は、RTA分野への入口としておすすめできる作品だと考えられます。

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