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二次創作
勘違いに勘違いが重なって【ポケモン 二次創作】
I・Bによる「とあるプラズマ団員の日記」の紹介記事です。慈善企業と勘違いしてテロ組織に就職した24歳が、子どもたちとの旅を通して世界を揺るがす騒動に巻き込まれていくコメディ作品です。見事なまでの登場人物の勘違いが魅力となっていました。 勝手に... -
二次創作
【Angel Beats! クロスオーバー小説紹介】2回死んだ少女が2回目の死後を全うする
もしも学生時代をもう一度過ごせたら。そこは何かが原因で学生時代に未練が残った人へ与えられた、死後の世界だった。そんな世界に新たな少女がやってくる。彼女は学校に通ったことのなく、戦いの中に身を投じた一生であった。 伊東椋作「Angel Beats! ―SC... -
大衆小説
【三浦しをん「舟を編む」感想】 言葉の海を渡る旅人たち
三浦しおん『舟を編む』は何かに打ち込む熱意が詰まった作品と言える。言葉の海を渡る舟になるように、国語辞典『大渡海』へ情熱を捧げた男たちが描かれていた。本書は何をしたいか分からない、何かに打ち込んでいる人を参考にしたいという人にオス... -
大衆小説
【辻村深月「島はぼくらと」感想】小さい島の深いつながり
辻村深月作「島はぼくらと」の感想記事です。古くからの住民と新たな住民が共存した離島、冴島を舞台としています。島に帰るために部活が出来ず、大学に行けば冴島にいられなくなる。 本作の特長は新旧入り混じった土地に特有の人間関係の複雑さで... -
大衆小説
今村夏子「星の子」感想 ふしぎな宗教に魅入られた両親の下で
今村夏子の「星の子」は2017年に発行され、本屋大賞にノミネートされた作品です。奇跡の水『金星のめぐみ』に救われた家族が宗教に傾倒するさまと、離れてく子供たちの心を描いていました。 宗教へ敬意を示し続けた両親と、宗教が嫌いなまま終わった子供。... -
大衆小説
【湊かなえ「告白」_感想】教師として、生徒の殺人を許せるか
『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』(2010)を始め、立場による人の倫理観を問う書籍は数多くある。堅苦しい言葉を並べた哲学書から、子どもや児童に向けた絵本まで、それは多くの人に向けて売られている。 今回はそういった... -
大衆小説
【本多孝好「dele」_感想】 故人が消すことを望んだデータを前にして
たとえ人が死んだとしても、ネットワーク上のデータは残り続ける。一方で消えてほしくない故人との思い出は、時間の流れと共に薄れ揺らいでしまう。 本多孝好作「dele」は生と死をテーマにした小説の1つである。依頼主が死んだときに指定されたデータを消... -
二次創作
【遊戯王Arc-V 二次創作】人形が少女へとなった1つの出会い
うた野による「沢渡さんの取り巻き+1」の紹介記事となります。病気で学校に通えなかった少女が憑依し、かませ犬キャラとして知られる沢渡シンゴに心を奪われたコメディです。転生と憑依の違いから生まれる、体を奪った罪悪感や他の人格を許せない苛立ち... -
大衆小説
【冲方丁「天地明察」_感想】天の理を探した”春海”の物語
『1年』を正確に求めることは難題です。また1日を決めた暦は祭事や神事、収益に大きく影響します。しかし1日でもずれたとしたら、その暦は使えなくなります。グレコリオ暦でも数千年後にずれが生じるとされ、今でもより正確な暦を研究している人たちがいま... -
二次創作
【デート・ア・ライブ 二次創作】無知故の勇気が少女を救う
もしも人類の脅威に対話できるとしたら、大抵の日とはその事実を知らない者に責任を押し付けるだろう。しかし危険性を知ったうえで、なお少女に近づく者がいたならば。この記事は、サッドライプ作「デート・ア・ライブ 士道リバーション」の紹介である。 ...