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【百合青春漫画 感想・紹介】ささやくように恋を唄う
竹嶋えく『ささやくように恋を唄う』は一目ボレした2人の少女が、相方と少しずれた恋心を抱いていく百合漫画です。
新入生歓迎会のバンドを演奏する側と、間近で見る側。新入生のひまりが積極的に近づいていって新たな関係が生まれました。
恋愛感情や相手への想いの違いが伝わらないもどかしさが、ふわふわした可愛い絵柄によって描かれました。
青春ならではのかけ違えが好きな人、少しずつ関係を深めていく百合を愛している人に読んで欲しい作品です。
目次
「ささやくように恋を唄う」漫画情報
あらすじ
高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依(より)に、ひとめぼれという名の憧れを抱く。校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい……お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、ひとめぼれから始まる恋物語。
主要登場人物
木野ひまり
新入生歓迎会でのバンド演奏で、依に一目惚れした。
その日の帰り、下駄箱で偶然会った依に『わたし一目ボレしました』と宣言する。
犬みたいな快活な性格だが、マロ太という名前の猫を飼っている。
朝凪依
3年A組帰宅部、11月26日生まれのA型。
1人で歌う方が好きで、放課後に屋上で歌っている。
限定のねこグッズと引き換えに代理でバンドにギターボーカルとして出演していた。
「ささやくように恋を唄う」ストーリーPickup
少しずれた両想い
「あのさっ あたしも一目ボレなんだよね」
「え えーーーっ 先輩も一目ボレ…ってことは それってつまり」
「先輩もボーカルに一目ボレしてバンドを始めたってことですか!?」
「へ」
「ささやくように恋を唄う『第1話 屋上と、ギターと、先輩と』」
1話の時点でひまりと依は相方に一目ボレしています。
しかし、彼女たちは恋の表現の仕方を知らず、どこかずれたスタートを切りだしました。
ひまりは相手が自分を想っているとは露も思わず、依の告白をバンドへの愛だと考えています。
依は自分が恋愛に関わるとは全く考えず、ひまりの告白を冗談の一種なのではと後に邪推しています。
憧憬のような恋心を抱くひまりと、一途な恋慕が芽生えた依。
相手の想いを勘違いしていても、隣にいたい気持ちは変わりませんでした。
放課後、2人きりで
放課後の屋上は誰もいない空間で、依は自分が歌う場所として使っていました。
友達に軽音部に誘われてもソロを貫く姿勢は、1人が好きだということを強調しています。
しかし、ある日からは隣にひまりもいるようになり、2人きりの空間を何よりも楽しんでいます。
歌うよりもひまりの話を聞いていたい。
読書や歌の他に楽しみにしているモノが増えたシーンでした。
「ささやくように恋を唄う」まとめ:恋の唱のプロローグ
どんなメッセージがいいかを考えて、読み返すと気持ち悪い代物が生まれている。
ひまりからの通信が来るのを待ち続け、友達からのLINEだと気付くと少しへこむ。
あれだけ拒否していた恋愛ソングだったのに、ふと書き綴れた。
休日デートを何よりも楽しみにして、衣服もつい気を入れてしまう。
依の無意識な態度は異性・同性を問わず、本気でひまりを愛している姿でした。
竹嶋えく『ささやくように恋を唄う』は一目ボレした2人の少女が、相方と少しずれた恋心を抱いていく百合漫画です。
恋愛感情や相手への想いの違いが伝わらないもどかしさが、ふわふわした可愛い絵柄によって描かれました。
歌っている姿に一目ボレしたひまりと、純粋に恋をしてしまった依。
青春ならではのかけ違えが好きな人、少しずつ関係を深めていく百合を愛している人に読んで欲しい作品です。
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