【葵依幸 勇者殺しの花嫁 感想】強大で理不尽な敵を前にして

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葵依幸/Enji『勇者殺しの花嫁』は生きるために異端審問官を続ける主人公が信頼できる友を託されるまでを描いたファンタジーラノベです。

上層部が腐っていると知りながら、修道女のアリシアは異端審問官として神の命令を遂行します。

しかし、魔族との出会いや勇者の本質を知り、果たして上層部の願い通り勇者を殺すべきか悩んでいきます。

本作の魅力は神を信じるという仮面を被った主人公の本音や理不尽な敵の描写にあると考えます。

絶望的な強さの敵を前に、敵だった人と共闘する展開が好きな人におすすめの作品です。

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