【RTA二次創作_紹介】ウマ娘 ワールドダービー 凱旋門レギュ『4:25:00』 ミホノブルボンチャート

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馬はレースで勝たないと生き残れない。であれば、心を鬼にしてでも鍛えに鍛えてレースに勝たせるのが馬のためだ


ミホノブルボンを引き受けた戸山為夫調教師の信念

ルルマンド様作、『ウマ娘 ワールドダービー 凱旋門レギュ『4:25:00』 ミホノブルボンチャート』の紹介記事です。70%以上とストーリー比率の高さが特徴で、苦手な人や初心者が受け入れやすい作品となっています。ミホノブルボンを可愛いと思っている人だけでなく、とっつきにくさを感じている人にも読んでほしいRTA小説でした。

RTA小説まとめ記事。

https://suzustory.com/2021/12/26/nizi-33/

目次

小説情報

小説データ

URL:https://syosetu.org/novel/259565/
作者:ルルマンド
警告タグ:オリ主
話数(2022/06/05):206話、1197476文字
UA(2022/06/05):3,616,481

あらすじ

ワールドレコードです(2024年2月5日現在)。

オペレーション:RTAパート
サイドストーリー:普通のSS
メモリー:掲示板形式

補足:人付き合いが苦手な男性東条と機械的なウマ娘ミホノブルボンが凱旋門を目指し、適正外のギャップを跳ね除け中距離以上で闘っていく物語です。

主要登場人物

東条隼瀬

東条家出身の天才型トレーナー。病弱である一方、育成・事前準備に強みを持っている。ミホノブルボンは彼にとって3人目の担当である。過去の指導の末についてトラウマがあるようだが……

能力:育成力A、分析力B、指導上手、愛嬌×スカウト下手

ミホノブルボン

東条隼瀬が選んだ相方。目標を共有できれば愛嬌×やスカウト下手を無視してくれる凄く良い子。

元々短距離の適正だったが、度重なる坂道訓練によって長距離を走れるように。

モチーフ:1992年に皐月賞、日本ダービーを無敗で制した二冠馬。戸山為夫調教師のスパルタ調教をこなし切った結果、可愛い姿からマッチョに進化した。渾名は「精密機械」
シンボリルドルフ

東条隼瀬の最初のパートナー。圧倒的な実力を有しており、彼はサポートに徹していた。ルドルフは生徒会長となった今でも、参謀として信用している。

戦績は実際より飛躍しており、GⅠ1位11回、2位1回(凱旋門)、3位以下無を叩き出した。

モチーフ:1984年に無敗の三冠を達成、有馬記念(84, 85)を制覇したサラブレッドの皇帝。昭和の価値観とぴったり合った横綱であった。
???

東条隼瀬の2番目のパートナー。何よりも走ることが大好きな少女で、生粋の逃げ特性。本作では米国に留学して3年、数々の伝説とトラウマを生み出している。

彼女の雄姿と一つの結末は、外伝作品にて描かれている。

モチーフ:宝塚記念(1998)などを制した快速馬。正確には足がとてつもなく速い馬なのではなく、短距離馬並みのスピードで中距離を走れるという特殊な性格の馬。

原作:ウマ娘プリティーダービー

ストーリーPickup

※以下、ネタバレ注意です。

RTAパート:薄味の中でも

走者の実力は中程度です。基本的なチャートは練られている一方、所々でミスや過去描写へ翻弄されることもありました。夏祭りデートが生まれたり、熱湧き出る勝負が描かれたり、と読者の事を思ってミスをさせたように感じました。

走者は当初シンボリルドルフチャートを構想していました。リセマラが厳しいけど安定感が高いチャートでした。しかし、愛嬌×+スカウト下手の赤得能の結果、ほとんどのウマ娘のスカウトが成功しづらい状況に追い込まれています。

後半ではサイドストーリーが中心になり出番が減ってくる彼ですが、とっさにミホノブルボンを選択しワールドレコードで走り切ったあたり、アドリブに強い特徴が活かされていたように思えました。

シナリオパート:ミホノブルボンへの指導

史実のミホノブルボンの調教といえば坂道です。東条隼瀬もまた彼女に坂道特訓を課しました。しかし、坂道の有用性が知られていない当時、学園内にそんなものはありません。課題に対し、有用性を証明するため彼は坂を造ってしまいました。そして、辛くてもミホノブルボンは最後まで通し抜きました。

未知に挑戦する東条の姿勢と愚直に取り組めるミホノブルボンの特性が組み合わさった結果、最終的に成功を修めます。

また、東条隼瀬・ミホノブルボンコンビの有用性は直前にも発揮されました。素直に作戦を受け入れたからこそ、正確なラップ計算ができていたからこそ、2人の快進撃は続きました。

互いの強みを活かし弱点を超え、誰も予期しない三冠馬を成し遂げます。そして……

「おひさしぶりです、トレーナーさん」

シナリオパート:重馬場

 ――――怪我も治りました。もう私は、ひとりで歩けます。もともとあの後は海外に行く予定でしたから、これっきりにしましょう

――――すまない。俺は無能だ。どうしても、どうしても原因がわからない。わからないなど許されないとわかっているが、どうしてもわからない


「アナザーストーリー:私たちに翼はない」

本編の時間軸が「弱みを埋め合わせ成し遂げた物語」であれば、3年前の時間軸は「互いを理解したうえで掛け違えた物語」でした。

かつて逃げウマとしての個性を尊重し、最速を求めるペアがいました。3歳ウマ最後の闘いで限界を越え、故障し、少女は独り異国の地に旅立っていきました。

東条隼瀬が机の奥に隠した育成記録は、後にミホノブルボンへ受け継がれます。少女は彼との練習の日々を思い返し、トレーナーに頼らず数々の伝説を作り上げました。

『相手は悪くない、悪いのは自分だ』互いが相手の指導を継承し、証明する様が読みどころだと感じています。再び今度は勝負の相手として出会った末、3人の結末は。

「勝ってくれじゃない。勝ってこい。お願いじゃない。命令だ」

参謀はその渾名らしさを全て放棄し、最高のパートナーに向けて、最後の命令を下す。

「承りました、マスター」


「サイドストーリー:命令者」より

まとめ:

  • RTAは淡泊風味な中、リカバリ能力に優れる印象
  • シナリオの流れとして、掛け合わせに特色
  • 感情が重たい

ルルマンド様作、『ウマ娘 ワールドダービー 凱旋門レギュ『4:25:00』 ミホノブルボンチャート』の紹介記事です。

本記事は過去を吹っ切る最終部に主舵を置いていました。他にもライスシャワーとの闘い【クラシックロード編】、伝説への挑戦【シニアロード編】なども描かれています。

ミホノブルボンを可愛いと思っている人だけでなく、RTA小説へとっつきにくさを感じている人にも読んでほしいと思っています。

RTA小説まとめ記事。

https://suzustory.com/2021/12/26/nizi-33/

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