【黒猫のウィズ 感想】眠れる遺跡のアウトランダー2

ときおり脳みそを空っぽにして楽しみたいときがある。無心でかわいいものを愛でたいときがある。黒猫の魔法使いとウィズ(黒ウィズ)にも、そういったエピソードはいくつかある。

今回紹介する「眠れる遺跡のアウトランダー」シリーズもその1つである。神の力の活用、死者の流用と裏は根深い……のだが、本記事はキャラクターのかわいさを中心に紹介していくネタ記事である。

※スクリーンショットはいずれも株式会社コロプラに帰属するものであり、当記事はこれを侵害する意図で制作されたものではありません。

基本情報

あらすじ

チョコレート傭兵団のものに、王立遠征師団のアルルから依頼がやってくる。それは、他国の傭兵よりも先に「不老不死の術」を探し出す特別任務だった。

向かうのはアンデッドが異常発生する辺境の遺跡「ネクロピア」。遺跡では機械の故障や仲間が消えるなどトラブルの連続で…… まさかオバケの呪い!?

仮想でオバケたちに溶け込んで、誰よりも早く遺跡の正体を暴け! ノンストップホラー(?)アドベンチャー!


「魔法使いと黒猫のウィズ」君の本より引用。なお、ホラー要素は上の2つだけである。

世界観

冒険と探求のある異界

世界各地に遺跡や兵器が眠っており、冒険家や傭兵が多いのが特徴である。アンデッドや神様、古代兵器などが現存しており、遺跡の技術が人々の暮らしに用いられている。

人類の歴史は1000年以上で、異界全体でも比較的長い。「アウトランダー」シリーズの他、「天上岬」シリーズ、古参精霊の数々が暮らしている。

主要登場人物

ヴィクトリア・ネルド

チョコレート傭兵団の団長。ひらがな混じりの話し方で、裏が見えないくらい明るい女の子。エリアナと出会うまでは1人傭兵団であったが、過去はほとんど明かされていない。

無類のお菓子好きで、依頼のお礼をすべてお菓子で済ませようとする。そのため、普通に食事睡眠のしたいエーファの胃痛のもと。「風神コネクト」という正体不明の技を用いる。

断る、疑うことを知らず、突っ走るあたり風神の雰囲気に合っている。ただ、主義がないわけではなく、「イヤ」って言える人間になる気はないようだ。

エーファ・ベルツ

チョコレート傭兵団の参謀長。不憫の星のもとに生まれてきたかのような少女。騙され雇われていた王国が滅亡し、傭兵団に加入した(4人の中では)新参者である。

加入してからも、ヴィクトリアに振り回され、ハティにいじられキャラ認定されかけたり、主要キャラクターなのに「アウトランダー1」でガチャから出ず、挙句の果てに声優もつけられず(黒猫のウィズにおいても前代未聞の扱い)……最近、雇われていた王国の兵士が幽霊として襲ってきたことから、おばけが嫌いになった。「雷神コネクト」という正体不明の技を用いる。

シリーズ通してツッコミキャラに不足しており、アクティブにリアクションしてくれるため助かる存在。

エリアナ・グロス

チョコレート傭兵団の副団長。常に巨大な騎士(騎士さん、アップルパイ将軍)とともにいる。エリアナ自身の戦闘力は低いが、ヴィクトリアにとっては「お菓子をくれる」、エーファにとっては「心の安定剤」と傭兵団になくてはならない存在である。

今まで掘り下げがほとんどされなかったが、遂に本作でエリアナの過去と将軍の正体が明かされた。

アルル・アーガイル

チョコレート傭兵団を懇意にしている、王立遠征師団所属の女の子。オットーという大きな鳥に乗ることで、ヴィクトリア並みの高速移動を可能にする。戦闘力は高くないが、古代兵器イーハソラスの管理、国王直属の依頼の処理など重要なポジションを担う。

今回の依頼は、アルルが敢えて私用で持ってきたものである。不老不死の術を欲しがっている他国に渡さないため、この世に残してもよい技術なのか評価してもらうため、チョコレート傭兵団に依頼した。

そして、チョコレート傭兵団がハロウィン衣装となり、2連続でハロウィンイベントになった元凶でもある。メモもお茶目でかわいいのだが、仮装と襲われることに因果関係はないだろう。その服でどう戦闘するのかは謎。少なくともヴィクトリアがいつものようにエーファを投げているので、動きやすい特注品なのかもしれない。

真面目な考察

今回のテーマ「不老不死の術」の根幹について少し考察する。以下、ネタバレ注意。

「ネクロピア」にとって「不老不死の術」の正体は「死体を原料にした兵器の量産」であった。当初は兵士を長持ちさせるために用いていたが、次第に強い兵器にエスカレートし止める方法がなくなってしまった。この機構は現在も生きており、命を奪われた探索者はもれなく兵隊の血肉として活用されている。

現実で似たようなことがあるとすれば、畜産業のレンダリングであろう。肉の製造における最終地点であり、食べられない部位を油脂や肉骨粉(セメントなどの原料)に処理する工程である。人体も同様の手法をとれば、一応セラミックスと油脂のガワを作ることも可能だと推測される。※法律(と倫理)上、まず採択されないプロジェクトです。

参考先:レンダリング事業|牛の事業について|日本ハム 国内生産・処理グループ

つまり、カボチャ頭の兵隊はマスコットでも正体不明のオバケでもなく、おぞましい実験体であった。自死することもできず、意思を縛られ、機構を守ることしかできない。たとえ壊れても新しい兵隊の材料として再利用されてしまう。彼らは終わるときを待ちわびていた

最後にエリアナの項目で伏せた、アップルパイ将軍についてまとめる。

将軍の正体は「英雄の死体の成れの果て」である。数百年前に工場で量産された中には、戦闘能力の高い特別体も含まれていた。彼はその一体で、役目を終えたのちエリアナの故郷でひそかに封印されていた。エリアナの祈りで起こされ、以後滅んだ里の生き残りを守るように付き添ってきた。

本来は意思のない兵器だったはずなのだが、工場内でエリアナへの凶刃を自ら守った。再封印する選択肢もあったが、エリアナは彼とともにいることを選んだ。長年愛用されていた道具に意思が宿る付喪神のような観点なのか、材料であった英雄の残滓なのかはわからない。だが、プログラムから外れた奇跡が起こったのは確かであった。

彼女たちの冒険はこれからも続いていくであろう。

レンダリング

130 °Cの高温(車のエンジン部の温度くらい)で熱処理することによって、油脂に加工することを指す。2000年代初めのBSE問題以降、牛の特定危険部位をいかに除去するかも重要になった。(リンク先:鳥取県公式サイト)

油脂の用途は飼料用が大半、一部燃料用やせっけんなどに用いられるとされる。畜産の飼料に油脂を混ぜることで、効率の良い脂質成分を増やしている。

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