【黒猫のウィズ 感想】黒ウィズダンジョン ゴールデンアワード2021【Part2】

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毎年ユーザーの投票によって決められるイベントが2021年秋にも開催された。実装当時、配布版のイラストの質の低さうあシナリオの無さ、といった問題が数多く寄せられ、運営は冬に向けてリテイクすることを発表した。遂にPart 1が2022年1月14日~にPart 2が2022年1月31日~に公開された。

ある人は過去を思い返し、ある人は次の行動を考え……いずれにも黒猫の魔法使いの足跡が随所に見られています。

Part 2ではGA2021Part 2にまつわる7人のシナリオを見ていきます。

※スクリーンショットはいずれも株式会社コロプラに帰属するものであり、当記事はこれを侵害する意図で制作されたものではありません。

※イラストおよび写真はイメージです。

シナリオ紹介

スノウ・シラユキ

時系列:不明

魔女のリンゴを食べたら「女の子」になってしまったお話。原作を考えると動いているだけましに思えてきますが、毒を盛った理由からして女の子らしく生きてほしかったとのことなので人体への影響は軽微だったのでしょう。解放された「男の子」の人格は魔女の仲間となっており、取り戻した後も魔女は諦めませんでした。

今回の騒動はメタ視点では「男の娘」が連覇をしてしまったことが関与しているのでしょう。分裂させ少女として争っていてほしい、そんな願いが見え隠れしていました。もっとも本人は「なりたいときになりたい姿を取る」と決めつけており、男に女にと寄せるつもりはなさそうです。

戦いは続きそうですが、果たして戦う機会は訪れるのでしょうか。

リルム

時系列:超・超魔道列伝 アルティメットアルティメットガールズ!(UUG)→黒ウィズグランドフィナーレ→アリエッタ編(Part 1)→リルム編

基本はあほの子、時々核心をつく少女リルムと杖の人エターナル・ロアによる何度目かの異界旅行。今回は空からの落下で、記憶喪失のおまけ付きでした。

無意識に杖の人を投げた衝撃とか、下僕扱いされるロアのツッコミとかで名を取り戻していく一行。グダグダな旅路は記憶が抜けても相変わらずでした。BGMも気が抜ける一品に仕上がっています。最終的に黒猫の魔法使いに救出され元の異界へ搬送されます。

参考先:【黒猫のウィズ】UGよりリルムのテーマ曲「グレェェート珍道中」をピアノで【弾いてみた】|とむのすけチャンネル様 気を抜きたい、だらけたい方向けの一曲となっております。

補足1:テセウスの船

ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか(Wikipediaより引用)というパラドックス。例の1つに別空間への瞬間移動(テレポート)が挙げられている。

補足2:リルム達が訪れた異界

2019年末に開催された「クリスマスミステリー ゼルプスト連続殺人事件」で用いられた豪華客船がある異界。最近、海から大陸が生えてきたらしく、動物は生息していない。

アポロニア

時系列:ARES THE VANGUARD RAGNAROK -終焉-(アレヴァン4)→黒ウィズグランドフィナーレ→アポロニア編→ヴァッカリオ編→アレイシア編(Part 1)

本編中でほとんど語られなかった、過去の裏事情についての説明会。こう見えてもヒーロー歴25年の御年42で、かなりの年季が籠っています。追っかけのアルテミスⅧ(ディアーネ)と約13歳差なこと、実は鬼教官で数々のヒーロー候補生をつぶしてきたこと、10年前の弟との大げんかの際壁を強打していた事件など色んな一面が描かれました。

一度会った人物の名前を覚えている、言葉を伝えなくとも信頼している、彼の生真面目な性分が印象に残っています。ただ、復帰した弟を職場復帰させてください。

鶴音リレイ

時系列:FairyChord4 Finish Chord→黒ウィズグランドフィナーレ→SatanicChord→ルミスフィレス編(Part 1)→リレイ編

原作から1年半後、遂に高校を卒業したリレイの決意についての1シーンです。結界が壊れ、妖精が見えるのが当たり前となった世界が描かれます。リレイは音の力を用いて暴走妖精を止める道を選び、新たに作られた妖精庁へ進路を向けました。

当たり前に生きているだけで「世界を守っている」、リレイはそう語ります。誰も見捨てなかった優しい姿を見せる一方で、もう一つの回答も考えられました。

彼女の相方ルミスフィレスは、一介のキノコの妖精でありながら贖罪のために戦うことを選びました。龍でありながら人として生きる青年、主神級の力でありながら少女の身に宿る雷、超性能の機械でありながら脱走して目覚ましとして活動するロボット……この異界のキャラクターは普通に生きることができなかった人が集まっています。そういった中で暮らした少女の当たり前は、今を継ぐために立ち向かう思いの重さを感じてしまうのです。

クレティア・ブライユ

時系列:黒ウィズグランドフィナーレ当日+後日談

惑星エステレラ上空で黒猫の魔法使いと過ごした一夜を回想する少女。広い世界の中、彼女は肩に身を預けていました。お悩み相談の選択肢次第では、いつぞやの無念を晴らさんがばかりに怒ってくれます。

ところ変わって宇宙船の中。再び宇宙へ帰ってきた彼女の目的は<救星の儀>によって、水底の絶望を取り除くことでした。儀式は無事に達成したとき、宇宙船に接近する漂流物が……

 

本エピソードでは、本編で語られなかった余談が数多く語られています。

・深海の絶望の魔物:エステレラ4にて急に出てきた存在。見た目から水生だと予想されていた。正体は想いのクジラが反転した存在である。

・クレティア(星)のサイズ:いわゆる小惑星に相当する。エステレラ周辺唯一のスペースデブリで、七色に光っている。プールにある人が入れるボールが直径2mですが、丸まって入っているのでそれ以下だと推測されます。

・エステレラのサイズ:肩が大きな庭園サイズとのこと。肩のサイズはおよそ身長×0.225、庭園の一例の偕楽園のサイズが13ha(130,000m2)、肩の横幅と縦幅を適当に1:2とすると……

身長2,270m。でかい。※ゴジラの体長=50m

よく会場に入ったなと思わずにはいられませんでした。そして、これと比べればクレティアはチビ(人とミジンコを比較するレベル)でしょう。

・クレティアの普段着:初代の衣装はレオタードスタイル。無重力空間でスカートを履いていると捲れるからこうしたとのこと。

・使用した宇宙船:かつて作られた戦艦を改造したもの。宰相によると、他の異界の技術を流用しているため特許権を問われたくないらしい。

ヴァッカリオ

時系列:ARES THE VANGUARD RAGNAROK -終焉-(アレヴァン4)→黒ウィズグランドフィナーレ→アポロニア編→ヴァッカリオ編→アレイシア編(Part 1)

ヴァッカリオが死にかけていた空白の10年間何故省庁が残っていたのか、遂に答えが示されました。初登場の相棒ウェスタ―は、かつて走り屋チームマイナデスの総長でした。良識派として名が通っており、トップ不在の英雄庁に変わって自警を担当していたようです。

名を伏せて近づき、一夜走り回って友好を深める。マイナデスの緊急事態には誰よりも早く駆け付けバイクを貸す。鳴り物入りの彼がきちんと働いている姿がそこにはありました。確かにこれはアレイシアが憧れる理想の英雄です。なお、現実パートではだらけきった酔っ払いとして映し出されるのですが、今でもウェスタ―は付いて来てくれるようです。

補足:マイナデス

デュオニソスの女性信奉者マイナス(Μαινάδη)の複数形。現代語のマニアの語源とされている。

なお、ウェスタ―は炉の神ヘスティアの神話特性を扱っているが、これはヘスティアとデュオニソスの関係性由来でマイナデスとは関係がない。

ノクス

時系列:「MARELESS 夢現の蝶」以前

ロザリアとパートナーを組んだきっかけを回想する青年。記憶がないのに己を叶えなければならない、叶えてみせるという思いが渦巻いていました。彼は夢占いの噂を聞き、ロザリアが協力者たるか接触します。彼女は敵を多く作る性分でした。魔道一門に襲われる彼女へ、ノクスは一つの質問をしました。

「――お前に夢はあるか?」

この答えがノクスの賭けの根本でした。後にロザリアは「みんなで食卓を囲みたい」と気まぐれに夢を抱き、ノクスと対峙することとなります。そして、皮肉なことに双方願いが叶うことなく物語は終わりを告げました。

もし、答が違っていたら解は変わっていたのでしょうか。彼は叶うことなく、今も在り続けています。

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