【黒猫のウィズ 感想】黒ウィズダンジョン ゴールデンアワード2021【Part1】

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毎年ユーザーの投票によって決められるイベントが2021年秋にも開催されました。実装当時、配布版のイラストの質の低さ、シナリオの無さ、といった問題が数多く寄せられ、運営は冬に向けてリテイクすることを発表していました。遂にPart 1が2022年1月14日~、Part 2が2022年1月31日~に公開されました。

ある人は過去を思い返し、ある人は次の行動を考え……黒猫の魔法使いの足跡が随所に見られたものとなっています。

Part 1ではGA2021Part 1にまつわる6人のシナリオを見ていきます。

 

シナリオ紹介

アレスちゃん

時系列:ARES THE VANGUARD RAGNAROK -終焉-(アレヴァン4)→黒ウィズグランドフィナーレ→アポロニア編(Part 2)→ヴァッカリオ編(Part 2)→アレイシア編

シリーズが完結した後の変化を描いた短編です。ヒーローの在り方が変わり、資格を持てば仕事に活用できるようになりました。そのため業務の効率が上がり、能力を使えない不満は減少しました。ボスであった怨敵関係の2人も軽口を言える仲になっています。

この後にも適性の格差や資格のハードルといったトラブルは残っているでしょう。とはいえ、異界の大敵は倒し次の世代に受け継ぐ体制ができ、黒猫の魔法使いの出番は終わりました。アレイシアと魔法使いは手を合わせ、いざという時互いに助け合うことを誓います。とあるヒーローに憧れた一人の少女が新たな規範となり憧れになる、成長した姿が見られました。

テオドリク

時系列:決戦のドルキマス(シリーズ完結)→黒ウィズグランドフィナーレ→テオドリク編

ドルキマス元帥ディートリヒは国家統一と共に雲隠れし、周辺国の争いの種を無くして世界を去りました。異界を渡る彼の船は108の異界を救うきっかけになり、グランドフィナーレの開催にも大きく貢献しています。

平和になった後も、「争いたい、戦いたい」ディートリヒの意思は死んでいませんでした。黒猫の魔法使いを撃てば、大好き勢が黙っていないでしょう。しかし、引鉄は動きません。元人格テオドリクはこれ以上の戦争を嫌っていることを、黒猫の魔法使いへ共有します。

かつて黒猫の魔法使いが異界に訪れたとき、彼は弱みを全く見せませんでした。未来の脅威に対し独りで戦略を立て、命令を背くことを許しませんでした。ときには撃鉄を胸に突き付け、ときには艦を犠牲にする選択を取りました。さらに自身の過去を明かさず、周囲にとって謎な人物を貫きました。そうした彼が内情を吐露する場面は、信頼度の変化が感じられるものでした。

次の機会があれば、2つの人格がせめぎ合う葛藤が見られるのかもしれません。

 

ルミスフィレス

時系列:FairyChord4 Finish Chord→黒ウィズグランドフィナーレ→SatanicChord→ルミスフィレス編→リレイ編(Part 2)

ルミスフィレス編のテーマは里帰りとお墓参りでした。彼女たちは数百年前(百年戦争の頃以降)に故郷スコットランドに帰ってきました。数百年ぶりでも変わらない景色と妖精を見届け、決意をかつての親友に伝えました。

故郷で迷子になり文明の利器(スマホ)に頼る姿、妖精に朝までスズメバチの如く囲まれかけたことなど、今回の旅は順調とは言い難いものでした。思えばルミスフィレスの旅路も山谷入り混じっています。暴走した親友を殺めたことをきっかけに故郷を離れ、暴走した妖精を音で止めていました。勘違いで崇拝者が生まれてしまったり、結界崩壊のきっかけを作ってしまったりしています。最終的には相棒に出会い、わだかまりも解消されていきました。そして、少女たちは次を見据えて生きていきます。

補足:ルミスフィレスの故郷フェトラー島はスコットランド北部に実在する。人口は61人(2011年国勢調査、人口密度1.5人/km2)と非常に少なく、手付かずの自然に満ちている。産業はほぼ存在せず、集落が2つある程度とされる。 参考先:イギリス・シェトランド諸島で10泊!何もないことの素晴らしさ②の旅行記|地球の歩き方

アルドベリク

時系列:不明(ロストエデン3以降)

材料を取りに行ったついでに勇者の手助けをしたお話です。「魔王ブラフモの仮面と分体」という2014年末からほっとかれていた伏線が謎に回収されました。精霊に選ばれた者へ抱く感情と、忘れがちな無双ぶりが示されました。

何故アルドベリクはタキシードを着て異界に行ったのでしょうか。答えはルシエラの要望でした。回収してきた剣を帰宅早々捨てられそうになったり、2人の間柄は相変わらずのようです。

補足:探していた材料は「古竜の牙」で、魔界にも竜は現存している。それなのにわざわざ他の異界に取りに行っていったのは、動物愛護法にドラゴンが指定されているからなのだろう。

リフィル

時系列:メインストーリー14後(グランドフィナーレとの前後は不明)

「母親襲来」と一言でまとめられる内容。賞金稼ぎを追って街に来たリフィル(親)がリフィル(子)と共闘する、それだけです。とはいえ、伝聞で聞いていた成長を隣で見られただけでも価値はあるのでしょう。

相手の裏の手に対応して無力化する。夢を持たなかった少女が黒猫の魔法使いと出会い抱いた理想へ、少しづつ近づいている姿が印象に残りました。

アリエッタ

時系列:超・超魔道列伝 アルティメットアルティメットガールズ!(UUG)→黒ウィズグランドフィナーレ→アリエッタ編→リルム編(Part 2)

作中で暴虐かつ我儘な姿が描かれがちなアリエッタは、作中屈指に勉強熱心でな少女です。数々の魔法を生み出し、彼女の功績によって築かれたものは数知れません。ただ、役に立たないものもあれば迷惑をかけることもありました。

アリエッタにとって黒猫の魔法使いをどう思っているかはっきりしていません。友人以上の扱いを受けており、会話する手段を探していました。でも周りは危険だからと研究を禁じました。普通の子だったら諦めるところ、天才アリエッタは違いました。寝ている間に研究を完結させ、実行してしまったのです。

遂に誕生してしまった街を滅ぼす謎の老人「にゃんにゃんじじい」。相当な魔力量で作られたらしく、雷、炎、防壁といった黒猫の魔法使いがよく使っていた魔法が再現されていし。頼れる仲間は別の実験の犠牲でカードになっており、かつてのアリエッタであれば投げ出していたでしょう。

しかし、対価を求めることもなく問題に立ち向かう姿勢、反省して寝ている時を見守ってくれる実家へ自分から帰ったことと成長の痕跡が感じられました。まだまだ12歳相当の少女、これからの精神的な成長を楽しみにしております。

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