【黒猫のウィズ 感想】聖なる空のエステレラ 星巡りの物語

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「魔法使いと黒猫のウィズ」のエピソード「聖なる空のエステレラ 星巡りの物語」の紹介記事です。願いを見届けることしかできなかった少女は、奇跡とともに祝福を届けるため空からやってきました。願いがなければ不幸にならないのか。願いと自己犠牲、相反する2つが彼女たちに突き付けられます。

※スクリーンショットはいずれも株式会社コロプラに帰属するものであり、当記事はこれを侵害する意図で制作されたものではありません。

※イラストおよび写真はイメージです。

基本情報

あらすじ

10年に1度の星彩の儀に先駆け、聖女たちは慌ただしく準備に取り掛かっていた。

失敗の許されない状況の中で、聖女たちは魔物胎児や日々の仕事にも追われていく。

そして開催された星彩の儀。最後の夜、星めぐりの夜まで、彼女たちは成功を願い続ける。

そんなとき、神様や聖女たちが住むエークノーム周辺に大きな音が鳴り響いた。

外には、星とともに落ちてきた少女がいて――


「魔法使いと黒猫のウィズ」君の本より引用

世界観

聖界

108の異界を取りまとめる異界、7異界の1つ。星に関係するキャラクターが多い。神様と聖女が暮らす神殿「エークノーム」を舞台に、黒猫の魔法使いは世界の危機解決やら聖女の試練とやらに協力していく。

主要登場人物

クレティア・ブライユ

元お星さま(小惑星)の少女。星の魔力を扱えるが、存在するのにも必要なため使い過ぎ厳禁な代物。自分を軽く見積もる気がある。

初期の服装は無重力でも見えないように気を遣っていたらしい。

リアラ

聖女見習いの少女。小柄な体格ながら拳で戦う武闘派である。ただ、使い過ぎは成長に悪影響を及ぼすので、ヒカリに使用を禁止されている。

母親は神様の一柱、父親は謎の人物。

ヒカリ

ソラナと同期の聖女。干渉できない神様の代わりに奇跡を起こすのが仕事である。聖女以下若者だらけの中、リアラの保護者・ノインのお目付け役も務める。

ソラナ

ヒカリと同期の聖女。星が宿す記憶や流れから運命を読み取る仕事に就いている。

ノイン

常に渾天儀に乗って移動している星術士。口癖は「にへにへ~」でだらけているが、実力は高く大賢者と扱われている。

この渾天儀は、回転させることで星の運行や天候をも変化させることができるアイテム。当然星詠みにも影響が出るのでむやみな使用は厳禁……なのだが、「面倒くさいから」くらいの感覚で使用されている。

用語集

星彩の儀

10年に1度、人々の願いを聖女が神様に届けるお祭り。最も大切な儀とされるが、聖女に経験者はいない。星の力が強まることで、イタズラ程度の悪さしかしない魔物も狂暴になる。

7日間の間、必ず晴れ続ける。

星めぐりの夜

星彩の儀最終日の夜のこと。最も星の魔力が強くなり、地上の人々は星に願いを託す。

故に魔力を用いて願いを叶えたい者にとっては絶好の機会であった。

ストーリーPickup

星と祝福

少女には願いがありました。人の願いを聞いて、生き様を見届ける日々でした。人と同じ視点に立ってみたい、触れ合いたい、彼女は願います。しかし、彼女が見ているのは過去の人で、人々が見ている彼女は過去のものでした。それでも、愚かにも祝福を届けたかったのです。

空から少女クレティアが落ちてこれたのは奇跡だったのでしょう。ゆるっと落ちてくるつもりが墜落しても、想定通りの人物に出会います。タイミングも黒猫の魔法使いの来訪と重なっていた故に怪しまれながらもエークノームにいることを許され、星々に願いを届ける星彩の儀に協力することができました。

クレティアには聖女を助けられるだけの力がありました。しかし、どこから力を得ているか彼女は敢えて語りませんでした。

奪われた魔力

星彩の儀は最終日に大量の魔力を用いて、星に願いをお届けします。そのために、幾らか前から魔力を蓄積しています。しかし、一部が行方不明になっていたのです。

クレティアが墜落したきっかけも同じでした。現実においても、カプセルを大気圏突入させる際に制御用ロケットを噴射するタイプがあります。この分のエネルギーを取り上げられたせいで、勢いを落とせませんでした。

一時の記憶

クレティアの魔力が尽きた先は喪失でした。一時的に消えたとき、誰の記憶にも残らないことを一行は気づきます。皆が知ってもなお、クレティアは自分を犠牲にして魔力を使うと決めていました。祝福を届ける先に彼女はいなかったのです。

しかし、皆は星彩の儀が終わってもクレティアがいることを望み、奇跡が続くことを願います。その姿勢は、黒幕の思想と対照でした。

人は何故願うのか

人は何故願うのか。望まなければ叶わないことに落ち込む必要はなくなるのに。エステレラで最も人々の叶わぬ願いを聞いてきた神、ウルディラの願いは簡潔でした。そのために星の魔力を抜き取り、協力者に惹きつけてもらっている間に実行に移ります。

願いを伝えることを至上とする聖女と、極度のお人好しの黒猫の魔法使い。対決は必至だと分かっているからこそ、ウルディラの対応は迅速でした。記憶の抹消、星の少女の消去、神々への根回し、分身による時間稼ぎ……考えられる手全てを尽くして、彼にとって最善手を指していました。

余談:黒幕と願い

イベント開催当時、シナリオライター班がハマっていたのか対照的な思惑の黒幕が同時期に登場していました。それぞれが平和を望んでいる一方、方針が絶対に噛み合わない3人をまとめてみました。

  • ディルクルム(2016/11 黄昏メアレスⅡ):人を最も方針づけるのは願いである。故に統一した願いを持たせることで平和となる。
  • ウルディラ(2016/12 聖なる空のエステレラ):願いを無くせば絶望することがなくなる。故に願いを奪い取ってしまえば、争う動機もなくなって平和となる。
  • オールドワン(2017/3 響命クロスディライブ):人々は争うことで文明を発達させてきた。故に現在と過去の技術と組み合わせれば平和となる。
だとしても、未知の存在によって騒動は抑えられます。そして、彼は神としての権限を剝奪され島流しとなりました。

まとめ:もう一度奇跡は

黒猫の魔法使いが飛ばされたこと、星の少女が落ちてきたこと、ウルディラに一矢届いたこと。星彩の儀周辺の出来事は奇跡に満ちていました。後一度くらい奇跡が起きても許されたのでしょう。

本作は自己犠牲と願いがテーマとなっています。協力者が軽い処分で許され、星の少女が帰ってきたことで、黒幕以外は残る平和な世界でした。星の少女は祝福を届ける聖女見習いとなり、何事もなかったかのように世界は回っていきます。

お土産:変な石(クレティアがくれたもの)

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