借り過ぎないために、奨学金の金額を検討する6観点

今回は奨学金を借りるにあたって、どれくらいの金額が必要なのかを考察していく記事になります。奨学金の多くは借金の一種で、将来的に返済する義務が生じます。しかし大学生時点では将来収入など分からず、奨学金破産を申請する人が増加しています。

リスクを減らすために奨学金はできる限り少ない方がいい。ということで、必要な金額を見つける6つの観点を見ていきます。

奨学金の返済金額

まずは、どれだけ返さなければならないかを知っておく必要があります。奨学金には3つのタイプがあり、そのどれを選択しているか把握しておくべきです。

給付型

1つ目のタイプが給付型奨学金です。学業成績が特に優秀、もしくは金銭的余裕がない世帯に送られるものとなります。返済する必要がないという点が特徴で、これだけで片付けば奨学金問題と無縁なため以下の議論では省いています。

無利子貸付型

日本学生支援機構の一種奨学金や各種団体の奨学金がここに分類されます。このタイプはあらかじめ指定された回数、分割して返済します(最長20年、240回)。ボーナス返済や繰り上げ返済も可能ですが、インフレを考慮しなければ最終的な返済金額は変わりません。

日本学生支援機構の場合、他の特徴として【4年制か6年制】【国公立か私立】【自宅か下宿】で借りられる金額が2択に決まっています。例として【4年制】【国公立】【下宿】の場合、月30,000か月51,000です。

参考程度に私の場合、月51,000の180回(15年)払いなので月13,600の返済になります。借りられる金額がそれほど多くない一方、返済額も月20,000を切るように設定されています。

有利子貸付型

日本学生支援機構の二種奨学金や教育ローンが有利子貸付型になります。二種奨学金は教育ローンと比べ低金利(年利0.01~0.3%)で、最大20年かけて返済することになります。金額は、3万、5万、8万、10万、12万の5通りで、最終的に借りた金額の数%(年利0.5%のとき4~5%)を加算して返済します。

一方教育ローンの利点は借入速度です。日本政策金融公庫の学資ローンでは最大350万円を申し込みから20日程度で借りることができます。事前に申し込んでおけば、奨学金が賄えない入学金にも対応できます。一方利息も1.76%(10年返済で9%ほど増加)と少々高くなっています。

この2つに関しては、二種奨学金は学費や住宅費といった継続支出に、教育ローンは入学金や受験費用といった瞬間支出に充てることをおすすめします。

どれだけ必要か

次に必要な金額を考えます。学費や食費、下宿するならば住宅費や家具代、通信費もかかることでしょう。友達付き合いの交際費で消えていくものもあれば、サークルの合宿への移動費も含みます。

最初から具体的な数値を吟味する必要はありません。しかし、日本学生支援機構の奨学金の場合、更新時に1年間の使用金額を聞かれるのです。教育ローンは当然ですが、奨学金の金額も変更できる点を忘れずに。

実家から払える費用

必要な金額の内、実家からの仕送りで賄える分を引きます。私たちが小さい頃から貯めてくれた金額、家族親族の収入の一部から捻出しています。また、実家から通う場合の住宅費や食費、インフラ代もここです。

実家から全て払えるのであれば、奨学金を借りる必要はほどんどありません。しかし多くの大学生にそれだけの資産はありません。なので、前項の金額から実家からの仕送りを引いた金額を次項に持ち越します。

どれだけ節約できるか

前項の金額からどれだけ出費を抑えられるか、この章はそこに焦点を当てています。貯金・投資する際はまず節約が重要になりますが、その点は借金だとしても当てはまります。

今回は「○○を買わない」ではない節約方法について主要な2つ紹介します。他にも電気会社や保険会社を見直す方法もありますが、実践したことがないので省略しています。

食費

食費は節約で削りやすい部分の一つです。とはいえ「一か月一万円生活」みたいな無茶をやれという話ではありません。現実的に月1~2万に抑える方法を載せておきます。

1つ目は付近の安いスーパーを調べることです。最近では「(地名) 安い スーパー」や「(地名) お得 野菜」と検索すれば、その地域のお得な情報は出てきます。

2つ目は買う予定の商品を事前に決めておくことです。一人暮らしの場合、まとめて調理できるのであれば調理したほうが安上がりになります。そうでなくともお買い得だからと衝動的に買うのは控えた方がいいでしょう。

3つ目は外食を控えることです。外食だと大概1食300円を超えますが、自炊すれば1食200円程度で食べられます。

住宅費と交通費

下宿する際には、コストと性能が釣り合っているかを考えておくべきです。都市部中央に大学がある場合、大学近くに住むよりも郊外に住む方が家賃は安くなります。しかし、このとき交通費と利便性も勘定に入れなくてはなりません。週5回大学に行く場合、定期券を使わないと片道200円でも月8,000円かかります。また通学にかかる時間の分早めに出発しなくてはなりません。

自宅と下宿を比較するときは、家賃0円水道光熱費の負担なしと仮定して計算すると良いでしょう。金銭を優先するならば名古屋-静岡間くらい(片道3時間)までは、一応自宅通勤の方が安くなります。が、友人の情報だと片道1,000円(定期券で月8,000円)1時間くらいが境界になっていました。

バイトの給与を何に使う

人によってはしているバイト、募集サイトを見る限りでは時給800~1,000円の企業が多いように見られます。週2、1日5時間のバイトで月30,000~40,000円といったところです。

バイトによる収入の使い方は個々人で異なります。書籍、趣味、嗜好品、友達付き合い、貯金、投資etc.これらに収入を充てることで必要金額が減って、奨学金を減らすことができるでしょう。

”ポイント”を活用する

ポイントを用いることで、日頃の出費を抑えることができます。このときポイントの種類は下の2種類に分かれています。

クレジットカード

クレジットカードで支払うことで、ポイントを貯めることができるタイプです。クレジットカードと一言で書いてもポイントが貯まりやすいものと貯まりにくいもの(0.5%)に分かれています。

ポイントが貯まりやすいカードとして、楽天カード(1%)やオリコカード(1%)、三井住友デビュープラスカード(1%)あたりが有名です。どれも大学生の申請が通りやすいカードなので、用途と優待を考えて選択してください。

なおリボ払いはおすすめしません。リボ払いには金利や手数料がつけられており、月の支払金額次第では金利以下しか支払っていない事態も起こりかねません。これはキャッシングも同様ですが、リボ払いは支払額が月5,000円と低いので余計にこんな事態を起こしやすくなっています。

結論としては、お得なカードで一括払いするのがおすすめです。

ポイントカード

Tポイントやポイントサイトのポイント、各種企業のポイントのことです。クレジットカードと比べて、審査がないので気軽に利用できます。一部通販を除いて0.5~1%程度返ってきます

欠点として各種企業のカードは財布を圧迫する点、ポイントサイトはポイントを統合できない点が挙げられます。

まとめ:奨学金=最終手段

奨学金を借りる前に金額を減らしたい。ということで、必要な金額を計算したうえで、下の4手段から奨学金を減らす手段を考えてきました。

  • 実家からの仕送り
  • 節約できるかの確認
  • 嗜好品をバイト代で買うこと
  • ポイントの活用

このような考え方は、奨学金に限らず様々なローンに応用できます。

借金は危険なもので、できる限りするべきではありません。借りる前に本当にそれが必要最小限の金額なのか、客観的に考察するべきだと考えます。

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