転生、転移について。どの絆を守りたいか?

執筆日2月7日は、日露和親条約が締結された日として「北方領土の日」と定められています。面積は4996平方kmと千葉県(県別面積28位)に近い広大な土地であるが、現在はロシアの占領下です。北方領土問題は、千島列島に北方領土が含まれるのか、終戦記念日はいつなのかといった正当性の面でも課題は山積みだったりします。

太平洋戦争(大東亜戦争)終戦記念日の候補(いずれも対日戦線に対してのもの。ヨーロッパの戦勝記念日は5月8日)

  1. 1945年8月14日:大日本帝国政府がポツダム宣言の受託を通告
  2. 1945年8月15日:玉音放送=大日本軍の降伏、戦争行為の停止
  3. 1945年9月2日:大日本帝国および連合国の代表が降伏文書に調印
  4. 1945年9月3日:前日の調印を受け、抗日戦争勝利記念を翌日に定めたため(中華民国)ソ連は後に9月2日を終戦記念日としている。
  5. 1952年4月28日:平和条約の締結(仏国、英国など)
  6. 1952年8月5日:平和条約の締結(中華民国)

警告タグの詳細紹介、第3回は「転生・転移」についてです。これまで「オリ主」「性転換」と紹介しましたが、どちらにもこのタグは出現していました。それだけ転生・転移の使い道は多く、単体であれば大抵許される現象です。今回の雑談は死亡率の多さを掛けただけでした

この記事では転生・転移の違いを明確にすること、過去2回の警告タグとの相関を書くことを目的にしています。

以前の警告タグとの関係性

オリ主:投影方法の一種

二次創作を作っているとき、独自のキャラクターを加えたくなることがある。 人物の心境、行動意欲が分からないから。 不可能だったことを可...

第1回のオリジナル主人公(オリ主)では、転生や転移を原作へ投影する一手段として紹介しました。また違いを原作キャラクターが違和感を持っているか否かで説明したかと思います。

二次創作やクロスオーバーにおける転生や転移は、大概上記の記事で説明したとおりです。しかしこの説明だけでは「小説家になろう」で最大規模を誇る異世界転生・異世界転移を網羅したことになりません。なので、次項では特に異世界転生のような一次創作への違いをまとめていきます。

性転換:属性の変化手段

今回は警告タグの一つである「性転換」について、概要と方法を描いていきます。性転換という言葉を聞いて何を想像するでしょうか。恋愛関係をぶち壊す要素であり、新たな関係を築き上げる可能性もあります。非現実な場面に直面した人を観戦することもできれば、自分に投影して妄想を焚き上げる人もいるでしょう。

第2回の性転換では、転生や転移は性転換する原因手段として扱いました。特に転生は(その世界での)再教育によって順応しているため性転換とは取り扱わないのではないか、という説も掲載しています。

「小説家になろう」にて「転生 性転換」もしくは「転生 TS」で検索すると約2000件(転生タグの投稿数は約37000件)、同様の条件を転移に当てはめると約800件(転移タグの投稿数は約33700件)とのこと。そこまで比率が高い訳ではなく、転生や転移をこれだけで説明することは出来ないでしょう。

転生と転移の違い

1つの参考として小学館のデジタル大辞泉の解説を引用しました。ここから(異世界)転生は「(異世界)生まれ変わること」、(異世界)転移は「(異世界)意識が移ること」となります。この違いについて何が起こるのか、特に一次創作へ焦点を当ててまとめました。

てん-しょう【転生】
《名》〈スル〉生まれ変わること。転じて、環境や生活を一変させること。てんせい。「輪廻-」
てん-い【転移】
《名》〈スル〉1.場所が他にうつること。また、場所をうつすこと。移転。「施設が-する」

転移

人生の転機

転移によって失われるものは境遇、周囲環境、金銭を始め多くあります。しかし転生との違いとして、記憶や絆が残ることが挙げられます。また転移者の人生は大きく変化するかもしれませんが喪失したわけではありません。

以上のことから、転移とは転職や舶来など人生の転機に相当します。勿論連絡が取れない、自然定理が異なるという大きな相違点もありますが。

価値観の相違

自然定理が異なる世界に転移した場合、間違いなく価値観が異なります。今までの環境より容易に人が死ぬ世界かもしれないし、周辺環境より圧倒的に技術力が優れているかもしれません。このことは海外留学でも聞く話ですが、前述のようにスケールが異なります。

転移年齢次第では教育を受けることもないため、環境の違いを0から習得していくことになります。畑に爆弾が埋まっていた、道すがら禁忌を犯していた、言葉が通じないなど、死亡要因および死亡確率はかなり高いでしょう。

守る者は

異世界転移系の物語で守る対象になるものは、主人公の目的によって決まります。帰ることを目的にした場合、守る対象は元の世界に残された友人や家族です。一方で転移世界に残って事を為すとすれば、守るべきは流浪人に居場所をくれた恩人や転移世界での友人になります。

要するに誰かとの絆を起点とした物語が中心になることが多くなります。

転生

人生の再起

転生は転移以上に多くの物を失います。残されたのは転生された意義だけですが、作品によっては記憶も追加されています。代わりに戸籍や家族といった要素が転生することによって生じます。

これらのことから転生は死後の世界と捉えることができ、人生の再起と捉えられます。別の体なので連絡以前の問題です。

価値観の順応

0歳から始まる転生は複雑な意識が芽生えるまでに多くのことを経験します。両親から教えてもらったこと、自分で手足を動かして確認したこと……さらに教育によって価値観を学ぶことができます。これらの結果、転生前の年齢に達する頃には転生世界の価値観に順応していることでしょう。

なお転移のとき問題になった死亡率は大幅に下がります。転生世界の絆が育まれており地雷を踏む確率が低下するからです。

護るものは

何故転生したのか? この観点が転生系を読み書きするときに重要な要素になります。孤独であれば「絆」を求め、理不尽に死んだなら「力」を望む。現実に達観していたならば「魔法」を扱い、争いに飢えていたならば「闘争の舞台」が用意される。このように、転生系は前世で出来なかった願望を叶える物語になることが多くなります。

まとめ

転移が過去の教訓や絆を心の拠り所として、両世界の知識を織り交ぜて展開していく物語です。一方で転生は過去の絆と訣別し、現在の絆と新たな能力を活かして生き抜いていきます。この違いは作風にかかわらず当てはまり、自身の喪失や記憶があるかないかで異なると考えます。

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