昨年もまた多くのことが起こり、そして歴史に刻まれました。
そのことを象徴する2017年の「今年の漢字」の投票結果は見たでしょうか。発表からすでに3週間以上経っていますが、年も明けたことですし改めて見ていきましょう。
今年のtop10は「北」「政」「不」「核」「新」「選」「乱」「変」「倫」「暴」。珍しく去年から「選」「変」「不」「倫」「乱」と半分が続投しています。とりあえず話題ごとに分別してみました。
この段落からこれら10文字を太字にしておくので、良かったら数えてみてください。
- ルール1:太字にするのは2017年のトップ10文字のみ。
- ルール2:「」内の物は文字数に換算しない。
- ルール3:ただし引用に関しては特例で含める。
- ルール4:成功、失敗による影響はないので、気楽にどうぞ
まず「政」「選」「変」の4文字。例年以上に政治への関心が高くでている気がします。
森友学園問題、希望の党と立憲民主党の設立、衆院選、不祥事の明細化etc……米国や朝鮮など近隣国が大きく揺れたこともあり、「希(13位)」「米(14位)」「忖(18位)」なども上位に入っています。
次に「北」「核」の2文字。韓国の北にある某国による騒動です。Jアラートとか軍事的行動とか調べれば大量にでてきます。これは今年も絶対に続くということですが、解決策は出されるのでしょうか。
「核心が曖昧なままの政治活動は国民の不信を招いた。」(公式サイトより)は北朝鮮問題と日本政治へのダブルミーニングになっており、2017年の負の点をよく示した一文だと思います。
3つ目は「不」「乱」「倫」「暴」。前者3文字は順位こそ違えど2016年から続投した連中です。SNSの拡散によって、隠された問題が掘り出された影響でしょう。理由もほとんど同じです。
企業の不正、業界の混乱、過労死や品質管理などの倫理問題などが続々と暴かれる。去年から解決していない点を見ると、組織は他人の失敗を顧みないんだな、とつい思ってしまいます。
ここまで悲観的な意見を書いていましたが、よい意味で選んだ人もいます。残っている「新」と共に見ていきます。
「北」では、日本ハムへ清宮幸太郎選手の入団、キタサンブラックの活躍。
「選」では、情報量やサービスの増加による選択の余地が増えたこと。
「変」では、IoTや働き方に変革がもたらされ、第四次産業革命へまた一歩動く。
「核」では、核兵器を収縮すべきか排除すべきか、再考する機会が与えられる。
「新」では、新党結成、藤井聡太棋士や桐生祥秀選手の日本新記録の樹立など。
最後に、ここまでで太字は何文字出てきたでしょうか。
正解は今年の西暦にかけた18文字。
正解不正解関係なく、ここまで付き合う忍耐力があれば今年も一年やっていける、と思います。